期待値が高かった分、やや残念かなぁ。
シラノとクリスチャン、ロクサーヌの三角関係に感動を見出せそうで見出せなかった。
シラノとロクサーヌの最後のキスのところで泣けななかったのが全てかなと感じた。
シラノとクリスチャンの友情は儚さよりもあっさりと終わった感が残ってしまった。
シラノは容姿以外においては、人を思いやる心、男の約束を必ず守り抜くところ、敵に屈さない勇敢な心と完璧な男。けど、恋愛には奥手になってしまう、そんなところがクリスチャンと重なり自分の想いの全てを彼に託したのだろうが、今ひとつ展開が足りないのか？観てて苦しい！とかシラノへの人間的部分への共感がしきれなかったのかな。何かが足りない気がする、、
ミュージカルが原作ということで自分でどこが足りないのか是非見つけたい作品だけど、観終わってすぐの今は難しい。
ただ、ここで音楽？？(最後シラノが死ぬとこなど)的なシーンは多く上手くストーリーとマッチしていなかった気はする。音楽が急に入ってきている気もするし、特にリズムを感じられないシーンもあったかな。
でも終わった後、後ろのおばあちゃん二人組はよかったねぇと満足気な様子だった、なんかほっ。
