四畳半タイムマシンブルースのＹのレビュー・感想・評価

劇中ニヤニヤニヤニヤしていたのは私だけではないはず。なんたる多幸感。なんたる面白さ。

森見登美彦さん独特の言い回し、おびただしいほどの文字数、京都、小津なりの愛、『私』筆頭に不毛なことを繰り広げる下鴨幽水荘の皆々様。。不毛だが無駄なことなどないのである。

終わりも実に小粋、最高でありました。浅沼晋太郎さんの『私』がやっぱり好きだな。大好きな四畳半の世界に再び浸れてこの上ない幸せ。