沢の水

四畳半タイムマシンブルースの沢の水のレビュー・感想・評価

4.2
どちらの作品も視聴済みで、違和感なく融合できるのはイメージできていたがここまで親和性が高いとは思わなかった。
「無為な大学生活をやたらに壮大なSFで描くこと」が通底しているこそだろう。

四畳半神話体系の「京都で暮らす大学生の世界」にもう一度トリップできるのが何よりも嬉しかった。
ビールとチャーハンの合流地点が出町柳とか、KBS京都でも見てなさいとか、ローカルネタが出るたびにフフってなる。
ラストシーン、夕暮れの出町橋と鴨川の景色をみるだけで"あの頃の自分"に帰れるのは京都で大学生をしていた者の特権だ。

そんな空気感とかも感じられるので、映画館で観る価値のある映画だなぁと思えた。
沢の水

沢の水