ストーリーは思ったより少年マンガ的で、観やすくはあるんだけど、ちょっとイージーだったかな。大学生の歳でこんなにうまくいくかね？っていう疑問を解消してほしかった。背景や描き込みはリアル寄りなのに、お話にリアルさはなく、リアリティラインの置き所がよくわかんかった。
そして、散々言われてるだろうが3DCGの出来が、看過できないレベルにダメすぎる！これをスルーして作品の評価なんでできない。
音楽演奏シーンという、この作品において肝の中の肝であるシーンで、あれはない。どんなにいい演奏が聞こえてきても、CGがノイズになって興醒め。他の2D演奏パートの作画クオリティを見るにそれだけでも十分いけたはずで、それだったら4点超えてた。
誰がこんな馬鹿な3DCGにゴーサインを出したのか。使わざるを得なかったにしても、もっと致命的にダメな部分での3DCGを減らすとかも、出来たはずだ。予算が少ないというのはあるかもしれないが、TOHOアニメーション10周年、小学館100周年という「看板」で、あのクオリティは絶対ありえない。
大手の東宝本体の製作ではなく、東宝アニメ事業部の製作なので、予算が無いのはわかるが、客が払う金額は同じなので。
