正直周りの人が観てたから、興味本位で観に行っただけなのだけれど、あまりの熱い内容に心踊らされて、後半からもうずっとボロ泣きしてた。今年の中で暫定ベストムービーだった。
原作未読であったが、全く問題はなく、最後まで楽しめた。怒涛の勢いに引っ張られる形でいつの間にか120分が終わってるという最高の作品だった。これはトップガンマーヴェリックとかRRRとかと同等の胸熱映画で、悲しいシーンはないのだけども、主人公達の生き様の熱さに目頭が熱くなり、いつの間にか号泣させられているという素晴らしい作品であった。特に音楽が流れ出したら自然と涙が流れ始め、作品が終わるまでその勢いは止まることがなかった。
3D映像が気になるという話を耳にして、少し不安もあったが、全く問題ではなかった。と言うのも確かに最初は気になったが、あまりの熱量の高さに、それ以降は全く気にならなかったという演出の巧みさが素晴らしかったからである。この3Dが気にならなくなっていたら、もうそれは映画の世界に引き込まれている証拠で、制作陣の大勝である。
アニメーションという、実写よりも音の衝撃を最大限表現できるメディアが素晴らしすぎた。ストーリーも刺さって、自分が好きなものこそ実は、誠実に向き合えていないんじゃないかということが物凄く刺さった。
