映画館で見るべし
最近本で、日本は職人のように突き詰める人を称える傾向があり、好まれる作品もそういった職人気質を極めた人を描く傾向があると読んだ。
その筆者は、そういった自分よがりに突き詰めた人は他のものが見えなくなってしまう、それなのに職人気質にブランド意識を持っていては日本は他国にどんどん抜かされてしまうのではと危惧していた。
今回この作品を観て、だったら抜かせてれてしまえばいい、日本が他国に抜かされ経済が傾いてもこのような誇りを持って全力を注げる熱い人がいて、それを讃えるからこそ日本に深みと個性をもたらすんだ、この良さを迎えてこそ日本だと思う
また、個性を問われる就活生の自分からしてみると主人公達のように脇目も振らずに打ち込めるものがある人をとても羨ましく思う。しかし同時に、きっとこのような人がもし就活をしたとしても学生時代に頑張ったこととして映画のような出来事を誇らしげに語ることはないのだろうなと思った。
