音楽についての話だし、耳が幸福のは勿論なんだけど、でも目がそれ以上に、呆気に取られるくらいに満たされた。作画すご過ぎるよ、、、彼らがジャズに打ち込む赤よりも熱い青と同じくらいのソレを感じた。
なんか、同じ曲を何度も演奏するし、毎回これ以上の表現ってないだろうなっていうのを、超えてくるからすごい、、、そして飽きさせず、息を止めて見入ってしまうくらいの引力もすごい。
何年かに一度、こうしたハンパない熱量と魔力を持ったアニメに出会うけど、それもすごいことだよね。最高だと思っても、更に最高だとまた思えるものが生まれてくるってすごい。だから何度も言うことになるけど、日本のアニメってすごいなあって思う(すごいの数)。
このくらい、一心不乱に打ち込めるものに出会えて、そして努力をし続けられるのって本当になかなかないし、貴重だし、どのくらい簡単じゃないか知っているつもりです。尊敬しかない。
吹奏楽部っ子だったわたしは、冒頭の、極寒の中、金属で出来たサックスを持つ指の冷たさがいとも簡単に想像できてしまうので、ただ観ているだけなのに思わず震えてしまう程だったけど、きっと彼の中にある熱がその寒さを上回って、押し込めていたのかなって思った。
これは映画館で観るべきだったなあ。
