アイアンサムライ

パラノーマル・アクティビティ7のアイアンサムライのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

パチモンじゃなく、正式な続編!
いつのまに?

邦題で7と付けているだけで、本当は続編じゃなくリブートらしい。ちゃんと元祖のオーレンペリが製作に名を連ねてる。というか、パラノーマルってブラムハウスだったんだ・・・

いやー、パラノーマル健在で安心しました!

POVホラーの始祖ブレアウィッチの時代というのは一般人がビデオカメラどころかカメラすらろくに持ち合わせていない頃だったが、パラノーマルとRECというのは時代的に携帯電話のカメラが普及しだして誰でも手軽に高品質な動画撮影が出来るようになっていた事もありPOVブームの火付け役として一世風靡した。以降様々なPOV映画が乱立しちゃったもんで、飽きたのかなんなのか後期続編では脱POVを果たし、クソつまんない映画と成り果てるだけでは無く、パラノーマルに影響を受けたというかパクって作られた中でも秀逸な作品を本家がパクり返してという、悪霊もビックリの地獄絵図を繰り広げ、終焉を迎えたかに見えた!!

4Kがスタンダードになったこの時代に、暗闇映像、ブレブレ映像、ピンボケ映像、カメラ落っことして画面の向きが変になった映像などのレジェンドPOV演出に加え、お前がカメラ回してる映像じゃ無いだろ!と突っ込みたくなる主観風やら俯瞰やら全くPOVじゃない映像を織り混ぜて大復活!!

乳児の時に母親に棄てられた主人公。友達の誘いで、自分のルーツを辿るドキュメンタリーを撮影する為に母親の生まれ故郷である田舎の村を訪れる。なんか変な風習だったり気味悪さを感じながらも撮影を進める一行だったが、徐々に奇怪な現象が起き始め・・・

ということで、大ヒットしたミッドサマーのプロットに沿って展開していく感じ、パクってるなー♪と健在ぶりを見せてくれる。前半はホラーも何も無くただ変な村人と触れあうクソつまんないのを1時間見せられ、後半30分くらいで双璧のRECをパクった心霊でもなんでもないキモババアゾンビと、近年のバイオハザード的な村人クリーチャーの襲撃パニックを描いて意味不明に終わっていく。

スーパースロー顔面破壊描写なんていう技術まで取り入れ、ロシア映画なんじゃないかとまで思ってしまった。

拍手を贈りたくなる素晴らしい駄作っぷり!

やっぱりパラノーマルはこうでないとね♪