日向子

ラーゲリより愛を込めての日向子のレビュー・感想・評価

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
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平日の昼間、映画館にて。
他に観てる人達はご年配の方がほとんどだったのだけれど、若者は土日や夜に観てると信じたい。
映画館静かだから、嗚咽が出そうなのを頑張って抑えました。
近頃は今にも腐りそうというか、斜に構えた精神の私だったので、観てほんと自分生き恥だななんて思ったりした。こういうふうに思うのって、薄っぺらいというか単純かもしれないけれど、奪われない自由、家族や大切な人達といられることのどれだけありがたいことか、、、ってよくよく考えるきっかけになる。
ソ連が舞台?なのは、今わざとなのかな。
どんどん戦争を知る人がいなくなっていく日本だけれど、絶対に繰り返したらいけないということ、どんなことが過去あったのか、手段は映画に限らなくとも伝え続けなければならない。
てっきり、捕虜となったが希望を捨てずに家族と再会できるハッピーなエンドを勝手に描いていたのに、そりゃないぜってかんじで悔しい気持ちでいっぱいになった。
ニノはやっぱりめちゃくちゃ良い。大好き。
松坂桃李の声が良すぎるのも良すぎる。息子感、、
というか誰もがとても良かったとしか思えない。映画としてはCGだけ残念だったけれども、ケンティーとクロ犬かわゆくてかわゆい。

美しい歌に、アメリカもロシアもあるかよ、みたいな台詞が、当時でのその思想が、すごく刺さった。

戦争は絶対に嫌だ。
日向子

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