まあ泣けなかったらこんぐらいの点数になってしまうのかなという感じ。
希望を持つことの大切さとか戦争の悲惨さとか、いやもちろん重要なことですし、分かっていないといけないということは間違いないんですが…別に映画にそれを求めていないというか、それを前提に何かを伝えるということに挑戦してほしかったです。
それができなければ、結局小中の授業でよく見せられるような映像と大差ないと思ってしまいます。
最初の空爆のシーンも…テレビのクオリティを出ていないんですよね。ああいうところで気分が下がってしまう人って少なくないと思うんですよ。
ただもちろん良い点もあって、俳優たちの演技は素晴らしいものがあります。戦争が人をおかしくしてしまうことをうまく表現できていると思います。
シベリア抑留というワードはよく聞きますが、その理不尽さはあまり現代まで伝えられていないと思います。そういった意味で重要な映画であることは間違いないので、ぜひ観てみてください。
