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ラーゲリより愛を込めてのmocoのレビュー・感想・評価

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
4.0
実話を基にした映画だけに、涙なしには観れなかった。
ダモイ(帰国)の日を心待ちにしながらも途中で命尽きてしまう者、脱走しようとして射殺される者、仲間同士のトラブル、仲間を助けたくても怖くて助けられない者、父親と釣りをしていてシベリアへ連行された若者。帰国を信じて待ち続ける家族。
いろんな立場の辛い胸の内を表しつつ、けれど希望を捨てずに生き続けた抑留兵。

二宮和也演じる、山本さんが最期に残した遺言には親への最期の願い、子どもたちの幸福を祈るメッセージ、愛する妻への感謝の気持ち。。
その内容からも、誠実な人柄が伝わります。
遺言とは、財産よりも本来の本当に果たすべき役割は愛する人へ最期の力を振り絞って、感謝の気持ちや愛を遺すものだと感じました。

キーワードは『道義』『誠実』『真心』!!
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