2023年1本目の映画は、元旦のレイトショーで。
ニノを始め、豪華キャストだから観に行こうと決めていたのもありますが、もう1つ理由があります。
過去ウズベキスタンに旅をした折、タシケント日本人墓地に行ったことがあるからです。
シベリア抑留者は約57万人。
そのうち、ロシアよりさらに遠く離れた地に連れて行かれた捕虜はおよそ2万人。
遺族の努力で美しく整備された墓地に整然と並ぶ墓石の多さに、自然と涙が溢れました。
タシケントには、抑留された日本人たちが作った劇場がまだ残っています。旅がしづらいご時世ですが、機会があれば、歴史と美しいウズベキスタンの自然を感じに赴いてみてはいかがでしょうか。
山本さんのセリフ「戦後の混乱の中で起きた不幸な出来事に過ぎない」。
この映画で描かれたことは一例で、もっと多くの不幸な出来事があったのだということを忘れてはならないと思いました。
北川景子さんの芝居が良き。
彼女たちもまた、シベリアの凍てついた大地に縛られ続けたのかもしれないですね。
今年こそロシアによる愚かな戦争が終結しますように。そう願って映画館を後にしました。
