二宮和也の演技は流石(特に癌で喉が潰れた状態で絶望を叫ぶ場面)だけど、ラストで原(安田顕)、松田(松坂桃李)、新谷(中島健人)、相沢(桐谷健太)が一人ずつ山本の家族の元にやってきて手紙を読む終盤は冗長に感じた。
史実では、6人以上の抑留者で手分けして山本氏の手紙の暗記、または書き写しを行ったらしいが、どうせ脚色するなら手紙を届けるのは一人に絞っても良かったんじゃないか?
あと、あの手紙にはもはや山本幡男だけではなく「自分たちの恩人である山本さんの家族へ何としても手紙を届ける!」という松田たちの想いがのっかってるんだから、全文暗唱してほしかった。