xavier

ラーゲリより愛を込めてのxavierのレビュー・感想・評価

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
4.5
彼らが繋いだ奇跡とは…
第二次世界大戦が終結した1945年。
シベリアの強制収容所ではソ連軍の捕虜となった山本幡男ら多くの日本軍兵士たちが収容されていた。僅かな食料しか与えられず、零下40度という過酷な状況下で重労働を強いられる彼らに
「希望を捨ててはいけない」と訴え続ける山本だったが…
ストーリーはこんな感じ。

なんで戦争は起こるのだろう?
一部の権力者が自己の利益の為に、何かにかこつけて起こすものなんだろう
と個人的には思う。
それに巻き込まれ、愛する人々とは離ればなれになり、命の危機すら被るなんて、不幸の極みでしかない。

本作の主人公、山本幡男はそんな時代に翻弄されたなかの1人。
何気に、この人凄いよね。
自分の事だけでも手一杯なのに、希望もない絶望の中、みんなを励まし生きることを諦めなかった。
何よりも、彼の生きる原動力となっていたのは、妻モジミと交わした"生きて帰る"という約束。
人って自分の事より、大切な人の為には頑張れるもんだしね。

それにしても、ニノは凄いよね。
特に中盤から後半にかけての演技は…
1人の男の無念さや絶望がひしひしと感じられたんだよね。
で気がつけば涙が…
やられたなぁ…

ラストの仲間によって繋がれる○○は大号泣ものですよ。
xavier

xavier