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ラーゲリより愛を込めてのalfasのレビュー・感想・評価

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
3.9
【作品性:独創性・印象/全体バランス/映像編集】0.9

【脚本:世界感/構成・ドラマ・ミステリー性/台詞】0.9
【CAST・演出:Casting・俳優/演出・演技・人物的魅力/台詞(演技)】0.8
【カメラ・美術:世界感・脚本との整合性/シーン・CG/カット】0.7
【音楽・SE:チョイス・整合性/タイミング/音感・音響】0.6

【その他:好み・エンターテイメント性・特筆点など】±0


結構泣きました。特に北川景子に...。
満州引き上げで、旦那様だけラーゲリ送りになっちゃったと...。

個人的なことですが、大学時代の研究が張作霖爆殺とかでして...。さまざまな酷い話を知っているわけです。自決やら、娘をロシア兵に差し出したりやら、この手で殺したとかね。
それとは別に、昔好意を寄せていた女性のおばあ様がハルピンから引揚げされた方で、実家でお会いしたことがあります。孫が男の人を連れてきた!となって、ほとんどお話はできませんでしたが、本も書かれた方でしたので、ちゃんと読破しております。

昔のお話とはいえね。こういうのって、人間がやった話なのですね。
その時代に比べると平和になったんですけど、なぜこの平和な世界で、自ら死んじゃう方とか多いんでしょうね。平和ってなんでしょうね。平和で情報があふれる今の社会こそ、いろいろなものの比較検討ができる余裕があるんじゃないですかね。

最後は実話なのか脚色なのかわかりませんが、作品ですからね。構成的にはいいのかなと。
松阪桃李、安田顕、好きです。
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