戦争終わったのにシベリアで捕虜のまま強制労働させられるとか地獄でしかない。
そんな絶望的状況でも大事な人にもう一度会いたい、日本に帰りたいという強い気持ちだけで生き抜いた日本人達の話し。
極寒の土地でいつ死ぬかわからない、このまま日本に帰れずに死ぬんだと何度も諦めてしまいそうになる場面もある。でも主人公の山本が決して日本に帰る事を諦めずに仲間を守ろうとする姿がどれだけ周りの希望になったことだろう。
だからこそ山本の遺書を暗記して家族に伝えにきた仲間が何人もいた。
待つ側の家族は辛いだろうけど、待った分以上の驚きと人間愛を感じられたはず。
