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ラーゲリより愛を込めてのsaskiaのレビュー・感想・評価

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
4.0
第2次世界大戦後の1945年、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された日本人捕虜たちのお話。

山本を演じたニノが素晴らしかった。
彼が人格者で、どんな状況に置かれても希望を持ち続けるという考え方が私自身本当に見習いたいところで、理想の考え方なので、彼のことを尊敬するし、誰のことも恨んだりしないのが羨ましかった。
家族に会いたい、ただただ家族に会いたいという一心でなんとか生きている彼と他の日本人捕虜たちがかわいそうで、切なくて辛くて後半は涙なくして観られなかった。

「頭の中で考えたことは誰にも奪うことはできない」

あのシーンは本当に涙が止まらなくて、
こんなに泣く作品だと思ってなかったので余計辛かった。

強制収容所に送られ、家族と引き裂かれて会えなくなるなんて、ひどすぎる。
平凡だけど、毎日一緒にご飯を食べて一緒に寝る、たったそれだけのことがどれだけ尊いことなのか思い知らされる。
今戦争がない時代に生きている私は恵まれている。家族と共に生きられる時間を大切にしよう。

桐谷健太と松坂桃李がいい仕事してた。

北川景子の美しさがとんでもなかった。
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2024/𝒩𝑜30◡̈✧🌛☽・:*
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