デンバーにある町で起きる子供の連続失踪事件。
少年フィニーの周囲でも事件が起き、彼を激しく落胆させたが、そんな中、学校帰りの彼にも魔の手が迫る。無理やりバンに押し込まれ拉致されたフィニーが目を覚ました先は、コンクリートの壁に囲われた地下室だった。
絶望的な状況で電話のベルが鳴り響く。壁に掛けられたその黒電話は、断線して壊れているはずなのだが・・・。
気弱な少年が協力を得ながら自力で危機的状況から脱するジュブナイルホラー。
その協力してくれる人たちに驚かされるというところが新鮮。
なんであの地下室に壊れた黒電話を掛けっぱなしにしてあったのか？
フィニーの妹グウェンに何故特別な能力があるのか？
犯人グラバーが何故少年たちを狙うのか？
そこらを気にしても仕方がない（笑）
テンポ展開がいいので、単純にフィニーの脱出劇に集中すればいいかと。
イーサン・ホークが犯人を演じていますが、私的には彼じゃなくてもよかったのではないか？と思ってしまうキャラ設定で、悪役としてのインパクトも弱いし、そこがとても残念。
映画デビューとなったフィニー役のメイソン・テムズの美少年っぷり、既にビッグタイトルでも実績を積んでいるグウェン役のマデリーン・マックグロウの健気さ。
そこだけでも十分楽しめます。
