ポスターから想像する内容とは少し違いましたが、良くできた映画でした。
件の少年達の「負けてたまるか」という気持ちが伝わる一方、あどけなさも感じ、とてもいたいけでした。
そしてこの少年達は…、考えると胸が苦しくなり、こちらの心は揺れ動きました。
最後は伏線が次々と見事に回収され、気持ちが湧き立ちました。
黒電話、黒いバン、黒い風船とブラックフォンという題名にふさわしく、黒が象徴だったと思います。
黒い風船は不気味でしたが、画的にはとても印象に残りました。
終始心を揺さぶられ、後半は「こういう事だったのか」とハッとさせられる、自分にとってまさに映画そのものの映画で、秀作でした。