近年のニコールは変な役どころが多いように感じていたが、今回も癖のある役で、良いものを作るためなら妥協しない女優を演じている。
彼女にとって、レギュラー番組を維持することは、"home"を作ること守ることと同義である。
ただ、最強のバディであったはずの夫にとってはそうではなかった。番組は、番組だったのだ。
守ってきたつもりの"home"が、実ははかないものだったと悟ったとき、裏切られたような悲しみを覚えただろう。
それでもかりそめの"home"を演じ続けたのは、女優としての意地だったのかもしれない。