『健闘したな、アトレイデス。』
ドルビー・シネマの先行上映で鑑賞。
前作を劇場鑑賞した時にはあまりに
ゆったりし過ぎに感じてしまったの
でかなり厳しめのスコアにしてた。
けど、配信で前作を見直してみると
この映画からスタートの観客向けに
世界観や人物の関係性を丁寧に描写
しているし、現代の観客に合わせた
アレンジが随所に施されているのに
気付きました。
本作は続編である『砂漠の救世主』
の内容が濃厚に反映されている。
宇宙を支配する貴族の頂点に立って
自分が率いるフレメンを救済する事
が宇宙全体を血に染めるジハードの
端緒となる事に葛藤するポウル。
そんな彼を狂信的なフレメンを煽る
事でジハードに邁進させようとする
ジェシカ。
最初は躊躇していたポウルだったが
ハルコネン勢力の指揮者がラバーン
から更に凶暴なフェイド・ラウサに
代わり、北部のフレメン居留地掃討
が激しくなり、覚悟をきめたポウル
はジェシカが君臨する南部の狂信的
フレメンの居留地に乗り込んで行き
ジハードへの道に踏み出してゆく。
原作やリンチ版では雑魚の一匹で
しかなかったフェイド・ラウサが
カリスマ性のあるヤバいヴィラン
として登場。
ジェディ・プライムでアトレイデス
の残党を闘技場で鏖殺する場面とか
謎にモノクロで真っ黒な花火？が
打ち上げられたりしてました。
出番はここだけのフェイドを試し
誘惑するレディ・フェンリングを
演じたレア・セドゥがもうやたら
エロい。
リンチ版のラストまでとほぼ同じ
展開でラスト迄行く訳なんですが
ポウルのビジョンに妹エイリアの
姿が登場したり、この後も物語が
続く事が確定してる描写には戦慄
しましたねー❗️
フレメン全員がポウルを盲信して
いく中で人間ムアドディブを愛す
るチャニが逆に客観的かつ冷淡に
彼を眺めているのもいい。
アクションもカッコいいし。
チャニ以上に最初はポウルをナメ
てた😅チャニの友達も良き。
劇場観賞通算791本目。
