先行上映にて。
中盤の香料採掘機撃破や最後の奇襲作戦など、音楽と映像が融合した戦闘シーンは脳裏に焼き付く迫力。これだけでも劇場鑑賞を薦めたい。
また、新たな登場人物のキャスティングも秀逸。フローレンス・ピュー、レア・セドゥに加え、私が注目するある女優が予知夢で少し登場（思わず声が出た）。どれも世界観と役柄を捉えていて絶妙だと感じた。
なお、個人的に主役のティモシー・シャラメとゼンデイヤのキャスティングには不満があったが、顔が見えない戦闘具と砂埃の中の合戦において、2人だけは他を圧倒するスタイルなので判別できた。ひょっとしたらこれが選ばれた理由かも。
残念なのは預言や啓示のシーンが多く、やや冗長で独りよがり感が否めない点か。事あるごとに未来の朧げなカットが入ってリズムが悪かった。
ハンス・ジマーの音楽も素晴らしいのだが、期待を超えるまでには至らず。
