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デューン 砂の惑星PART2のRIOのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.2
リサーン・アル=ガイブ 外の世界からの声
――人類はやはり核からは逃れないのだろうか
10190年になったとしても無くならないバランス
希望なんかないっっと言ったポールの声が右後方から残響
ハンス・ジマーの音響は素晴らしい

過去を知ることが未来を知ることになる
消えない過去によって縛られるのではなくてそこから切り開いていく

夢は深淵からのメッセージ 分からなければ従うのみ
音のない声 他は何もない 精神だけ
――クウィサッツ・ハデラック

皇帝陛下の読真師の教母様のシャーロット・ランプリングの眼の色素が消えそう
ベネ・ゲセリットの野望は前回よりも更に大きくなっていた
アトレイデス家と大気汚染でみんなツルツルしているハルコンネン家の繋がりが酷い事になってました 命の青い水の意味が深そうでもっと知りたいです

時空の架け橋をもたらす強靭な精神は大領家に闘いを挑む
チャニがポール・アトレイデスと呼んだのがグッときた 各々の闘いがあるんだなと実感する

モノクロのレア・セドゥが美しい オースティン・バトラーの魅力炸裂
ティモシーの足がきっと私より細いけど砂だらけのマントでカッコ良かった

香料を制する者が全てを制する
大航海時代から世界戦争までの歴史を辿る
砂漠は何もないようで豊かさを隠してる

詩的な印象よりも凄く考えながらの鑑賞でした 偉大な指導者を求めているようでもあり これからの未来は各々に託されていてティモシーとチャニが違う道を歩むことがそれを表現しているようだった

血液のような花火とか砂漠の熱に燃えるメタリックなシンボル 宙に重なり合って浮かぶ白い星

不朽の名作の映画化に圧倒された
観た後に砂丘に吹きつけるような強風も手伝ってなのか何も入ってこなくなるような没入感
大きな世界観に暫し放心した
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