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デューン 砂の惑星PART2の14のネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

シャイー=ラウード、スパイス、それらを孕む大地。自然物に対する崇敬に加えて、教母達の根回しした信仰。教えに背いたジェシカが産んだクウィサッツ・ハデラックは、フレメンの先頭に立ち、搾取する文明人に抵抗する。信仰宗教は民俗宗教より優れているのだろうか?文明の発展しようがない地に住む人々はそこで生活の最適解を見つける。文明を持つ側が持たない側より優れているとは言い切れないのではないか。それぞれの生き方があればいいのに、この世界では文明人がフレメンの家族、神聖な地を凌辱しネズミと軽蔑する。そして文明人の弱者と決めつけた相手への傲慢な態度こそが悲劇を生む。全てはバランス。砂虫と伝説を従えた、ポール・アトレイデス。サイエンスの視座で描いた、アツい砂の惑星。
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