このレビューはネタバレを含みます
もはや体験する神話
前作でクオリティが高かったのに、持て余し気味だった映像を今作はいかんなく発揮
前半は、ポールが砂の民族に以下に認められていくかを描いている
広大な砂漠と、架空の民族の生活や文化
そして恋愛と、内容が盛り沢山
こまめにアクションも入るので、飽きずに見れる
ポールが初めて砂に乗るシーンは、この映画で一番好きだったし
砂漠に囲まれてのキスシーンも、今まで見た映画でも特に好きなキスシーンだった
しかし、ポールの母や敵側にスポットが当たると不穏な雰囲気が流れる
そして、犠牲が増えると、ポールは決心して聖水を飲む
そこから完全に救世主として目覚め、映画の雰囲気がガラッと変わる
雰囲気から人間離れしたのがわかる、演技はさすが
たくさんの兵に、スナムしとすごい規模感
パートワンからのフラストレーションもどんどん解消されていき、ひたすら興奮しっぱなし
しかし、前半でしっかり日常を描いているおかげで、ボールに強さや切なさすら感じてしまう
おそらく、いきなりとんでもない人物が誕生するとこうなるのだろう
そこも含めて、まさに神話
そこからの、ラストの音のない決闘
パートワンでもあったが、積み上げてきたものが違うので緊張感が段違い
おそろしいくらい、見たことのある俳優しか出てこない
映像、音、演技どれをとっても素晴らしい
久々に映画館で見れて、本当に良かったと思えた映画だった
続編に期待してます