IMAXで堪能してきたぞ!!
前作よりも進化した圧倒的な世界観と音響の重低音が轟いた久しぶりの映像体験だった。
なんで、こんなに面白いのだろうかと考えると、まずはキャラクター造形がすごい作り込まれているのが挙げられる。味方はもちろん、今作初登場のフェイド=ラウサの狂気が満ちていた。ハルコンネン家が特に印象的で、いかにもTHE悪役の男爵と、ちょっと頼りがなく、砂嵐の中で逃げている姿が可愛いラッバーンなどが良かった。
あとは音響という点から、砂漠のきめ細やかな乾いた音や砂虫を呼ぶための機械の一定のリズム音などなど、本当に細部まで音にこだわっていると伺える出来だ。また、映像体験として一番印象深いのはポールが初めてサンドワームに乗る時の臨場感・圧迫感は半端なかった。まるで自分が操作しているのではないかと勘違いするほどのめり込んで見ていた。
専門用語の種類が多く、覚えるのが大変である点は数少ない欠点であるが、内容としてはそれほど難解ではなく、前作の紹介から一気に話が面白くなってきた。パート3も楽しみ。