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デューン 砂の惑星PART2のJUGEMのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで鑑賞

てか原作知らんとまず観終わった瞬間「え、これまだ続くんかい!てかこの先ただただ地獄の展開になるだけやろ」と思う。

キャストもほぼ完璧で文句なし。なんかテンポのいいとこと展開早いところが微妙にバランス悪い気もするが、基本的にはいつまでも観てられるしずっと観ていたいと思える映像の豊かさ。ティモシーシャラメのお陰で何時間でも画がもつなぁと思わされる。まさに救世主。主役の圧倒的な画面支配力に比べると頭悪い田舎娘には少し物足りなさを感じるがまぁよし。
ただ満を持して登場したウォーケンの皇帝がただのおじいちゃんで威厳もクソもなかったのは残念。ハルコンネン以上にもっと狡猾で不遜なキャラでいてほしかった。まぁ全部あの隣のババアが仕組んでたと言いたいのであろうが知らんし。
あの意気のいい新しい若いハゲももっとトチ狂ったキャラでいてほしかったが、意外に「薬漬けにしてないやん!」とか気にするんかい、逆に敢えて楽しむ為に自分の意思で打たせなかったとかにしてくれよと思っちゃった。

一番納得いかないのはポールがひたすら「南には行かん」と言って戦争激化を懸念して自らが介入する事を拒んでところを、デンゼイアまでもが懇願して連れて行ったからあーなったのにも関わらず、救世主としての役割を全うし出した途端急に裏切られたみたいな顔して一人ふてくされてるあの女。いや、お前のせいでもあるから!もうブスは捨てて今後は皇帝の娘と幸せになるのが吉。

あとガジェットでいうとあの保水スーツはパート1の方がよかったな。ほいであのサンドワームの青い液を飲むと覚醒するのはなんでなん?(笑)
映画としてはかなりスケールのでかい事やってるが、わかりやすくここめっちゃテンション上がる!みたいなとこがなく、どこかずっとドライな感じが常に一定の距離感を保って描いているまさにヴィルヌーヴ監督作だなと思う。
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