【まとめシネマ】#321
【まとめ】
* 自由なジャック・ニコルソン
* 色んな感情が混ざるラスト
* 「自由」を深く考える作品
僕が好きな映画「JOKER」のトッドフィリップス監督が参考にした作品のひとつ。(公式パンフレット参照)
本作はジャックニコルソン演じる精神異常を装って刑務所ではなく、精神病棟に逃れた男が病院での規則正しい生活から自由を勝ち取ろうと奮闘する作品。
本作で印象的なのがとにかく自由なジャック・ニコルソン!
基本病院側が提示した「〇〇しなさい!」に対して、まず「NO!」と突き飛ばす性格で、病院の生活に慣れてしまった患者たちを自己流で矯正していく姿は、様々な作品で個性的なインパクトを与え続けたジャック・ニコルソンにピッタリなキャラクター!
規則正しい病院と戦い続けたジャック・ニコルソンが迎えるラストは様々な感情が複雑に混ざり合う。
「たとえそれが正義でも、悪でも、その行動は確かな一歩だ」
本作は「自由」について深く考えさせられる作品。我々も社会や学校、家族というひとつの枠での守らなければいけないルールで暮らしている。そんな中でふと「自由」を考えた時に本作を観ると新しい一歩を踏み出せるかも。
余談として、本作の印象的なキャラクターであるルイーズフレッチャー演じるラチェッド看護婦長をメインに描いたオリジナルドラマ「ラチェッド」がNetflixで配信されているので、気になる方はぜひ!