カッコーの巣の上での作品情報・感想・評価

カッコーの巣の上で1975年製作の映画)

ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST

製作国:

上映時間:129分

ジャンル:

4.0

「カッコーの巣の上で」に投稿された感想・評価

評価に対して果たして如何なものかとハードルを上げて観たがかなり良い。

彼が訪れたことにより、人生を変えたもの、終えたもの、狂ったもの、これ以上ないキャラクター性が存分に発揮される。

いい意味でも悪い意味でも彼がこの病棟に来たのには作品を通して意味があるんだよという、思いが伝わった。

きっと、彼こそが最も治療すべき患者であり、そして婦長を始め病棟で勤務している人たちこそが最も病人を下から見下しているという完全なる縦の形が完成されており魅了された。

そして、彼こそが最大の特攻薬であり、病棟側こそが最大の病魔という観点から物語を進めると傑作という結論に繋がった。

要するに病棟サイドは自由を真っ向から否定してるのがセリフや言い回しでひしひしと伝わってきたのだ。だから薬の説明もできなければ謎のセラピーを開いてる。完全に治療よりも仕事として割り切ってるクズ連中ということ。

もちろん、映画としてもバスケのシーンや釣りのシーンなんかは名シーンとも言えるし文句ない。

古くても良いものは良いという、私の大好きな映画の定義が叶ってる素晴らしい作品。大好物がまた増えちまった。

このレビューはネタバレを含みます

精神病棟を取り扱った作品と主演がジャックニコルソンということもあり
見ることにしました。
見る前の噂ではとても悲しくて辛いっと聞いていたので、どんなものか楽しみでした。

主人公はマクマーフィ38歳、好戦的な性格で趣味は釣りのようで、過去に暴行罪5回、今回は淫行罪で18歳以下の少女と関係を持ってしまい精神病棟に入院させられます。

精神科医や看護師などには主人公は労働から逃げるためわざと入院したのでは?と疑われながらと思われています。
そこは男性だけで色々な病を抱えた人たちがいます。
主人公はそんな中に入っても周りの患者たちに引いた対応などせず
ありのままの自分で接し、賭け事など教えたりとすぐに打ち解けていきます。ですが一人、体の非常に大きいインディアン系のアメリカの男性「チーフ」がいます。彼は周りから何を話しかけても話してこないとちょっと浮いた存在です。
ですが、主人公の明るさとカリスマ的な雰囲気でチーフと段々と仲良くなります。(看護師に暴力にされた主人公を助けにくるシーンは感動です。ここで主人公とチーフは打ち解けます)患者たちをバスに乗せて外へ大脱出したりみんなで釣りをしたりとこの映画の7割はこのような感じでアットホームさを感じました。

ですが、主人公は病院の婦長とは意見が合わず
一方的に主人公が嫌っています。
婦長は逆に主人公が治療できるのはいましかないので、周りから反対されてもこのまま自分が看病する意思を持っています。

日が経ち、主人公は結局病院の窮屈さも嫌になり脱出を試みます。
(チーフに一緒に脱出をしようと誘いますが、断られます。)
脱出する前に患者の仲間とパーティーをしてお酒を飲み、女友達を連れ込み、はたまたその女友達と患者仲間をいい関係にしたりとどんちゃん騒ぎ!
そのまま眠ってしまい、病院に全てがバレます。

そのことにより関係を持ってしまった患者仲間は婦長にひどく注意され、
患者はそのまま自殺してしまいます。
そのことに腹を経ってしまった主人公は逃げるのを忘れ、無我夢中で婦長の首を絞め殺そうとし、そのまま精神外科に連れていかれます。
ロボトミーをされたようでもう廃人となり昔の面影は一切なく、
主人公は消されてしまったのです。

一方チーフは病院の脱出を決行しようとします。
本来だと主人公と一緒に逃げたいところですが、もう昔の主人公はいません。その変化に耐えきれず、チーフは「このままお前を置いていかない」と主人公を殺します。そして脱出し映画は終わります。

ざっくり言いましたが、
この映画の付箋のつながりが面白い映画だと思いました。
・非常に重たい水を出すホース台について
・チーフの過去と主人公という存在について
主人公は二人ということが映画を全部見た後に気づきます。

噂通り、悲しく辛いところはあります。
ですがこの映画はジャックニコルソンや他の役者の演技力、バスジャックをし釣りをしたり、(個人的なことですが、なぜかこのシーンを見たとき昔めちゃイケでエガちゃんがバスジャックをしたのを思い出しました)ほのぼのとする場面が良いです。
音楽も綺麗で、EDに主題歌がない無音のままエンドロールがの流れるのがかっこいい〜と思いました。

上映されてからかなり前なのに古いと感じさせない作りあっぱれです。
ほその

ほそのの感想・評価

4.3
ずっと観ようと思ってたら、授業でロボトミー手術の話ができてこの映画が紹介されたのをきっかけにやっとみた

授業の前に見てたらただ自由がテーマだと思ってただろうけど、ロボトミーとか電気ショックとか精神障害者への手術を批判してる作品ともみれる
要はいい映画です
原作ほとんど忘れてた。
シャイニングのジャックニコルソンの方が好き。
自由を獲得できたもの、できなかったもの、求めなかったものたちを描いた作品
Nishmarra

Nishmarraの感想・評価

4.0
自分の中にあるズルさとかトラウマとはそう簡単に決別できひんよな。予測をことごとく裏切られてこの映画が描いてんのは現実なんやと気づいた。
nao

naoの感想・評価

4.5
想像を超えた衝撃があった。
観終わったすぐは自分の言葉でどのように感想を言っていいかわからなかった…。
何が正常で何が正義で何が自由なのかよくわからなくなる。

ラチェッド婦長のように自分は正しいことをやっているという真面目で正義感の強い人って実際にいるし、悪い人ではないけどそういう人こそ人の弱みを利用し支配しようとする。
ストーリーどうのこうのより、とにかく役者の演技が凄すぎて…。
桁違いの演技力を観せつけられたような気がした。
この映画を観て、ジャックニコルソンが名優と呼ばれる理由が良くわかった!とにかく凄い!

ラストに近づくにつれて怖く、そして悲しくなるストーリーだけど、チーフの前向きな行動に救われたような気がする。
観た後に必ず何かを残してくれる素晴らしい映画。名作!
こういう系に弱いですわ

ジャックニコルソンもいい俳優さんですね
シャイニングのイメージだったけどどちらも素晴らしいですわ
なんで泣いちゃうのかこれはよくわからんけど大学の図書館で泣きながら見てました
星佳

星佳の感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

あの病院の環境に置かれいたら、子供がちょっと泣くぐらいのほんの少しのストレスでビリーが自殺してしまったのも頷けるかもしれない。

そしてラストがズンとのしかかって来た。でっかい奴の、やるせない気持ちを表した表情にやられました。つらくなった。

ラスト20分くらいまではマクマフィがみんなを釣りに連れ出したり野球観たりバスケしたり、その過程に退屈しませんでした。だからこそあのラストは言葉に言い表しがたいものがありました。
YF

YFの感想・評価

4.0
アメリカンニューシネマの傑作の名高い作品を鑑賞。
後半からドンドン話の展開が早くなっていって、最後はちょっと感動した。
思ったのは、女王の教室の天海祐希ってラチェット婦長がモデルなのかも。あの鉄仮面といい、話のトーンが一定なのも。
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