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カッコーの巣の上でのkazukiのレビュー・感想・評価

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)
4.1
素晴らしい………

罪を逃れるために詐病を行い精神病棟にきた主人公のマック。
そこで同じく聞こえない喋れないという詐病をしているチーフと出会う。
婦長の決めた病院のルール、治療を人間性を抑えつけるものだと判断し、かたっぱしから破って無茶苦茶をする。
患者たちもみんな次第にマックについていくようになる…というお話。


カッコーは托卵をする。
托卵ってのは、卵を別の鳥の巣に産み付けて育ててもらうことだ。
あるカッコーが卵を産み付けたあとに別のカッコーが卵を産み付けることもある。
そうなったらカッコーは同時に育つが2羽のヒナが落とし合いをしてしまう…


原題をよくみてほしい

"1羽のカッコーが巣立った"

とある。

これはチーフのことだろうか、マックのことだろうか…
それを考えると、僕はまたラストシーンのチャプターにマウスポインタを合わせるのだ。
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