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カッコーの巣の上でのkazukiのレビュー・感想・評価

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)
4.1
仮病で精神病棟に送り込まれたジャックニコルソン演じるマクマーフィーが、
精神病患者達と接する内に仲間意識を持ち、逃亡や深夜のパーティを企てるお話。

マクマーフィーの分け隔てなく平等に人と接する姿に感動した。あのメンバーみんなをまきこんで釣りやバスケを楽しむことができるのはマクマーフィーの求心力の高さと、彼が平等に人に接することができるからだと思った。
みんなで酒を浴びながら飲んだパーティの翌日の展開は悲惨で、そのコントラストに思わず鳥肌が立ってしまう。
ラストシーンでは、ロボトミー手術という当時の精神外科の闇を感じる。

胸糞も悪くなる映画だが、なんともいえない感動を感じられた。
患者たちの演技も凄いが、やっぱりジャックニコルソンの演技力!!
若き日のクリストファーロイドも観られる。
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