ときたまグリンピース

もっと超越した所へ。のときたまグリンピースのレビュー・感想・評価

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)
4.2
悪いところもあったけれど、いいところもある。喧嘩で悪いところばかりに目を向けてしまったが、確かにこの人にはいいところもあるのだ。自分が不満を勝手に抱え込んだだけで真正面から向き合っていなかった。それに自分にも落ち度があったことに気づく。相手のことを批判して自分のことを守ることは簡単だ。しかし、悪いところに目を向けてばかりでは、いいところを見逃してしまう。

また、相手を一方的に悪者にしてしまうと、自分の行動の善悪を見誤ってしまう。それは対人関係においてフェアでは無い。向き合う姿勢として適切でない。思っていることは話さないと伝わらない。話さなくても察してくれると相手にウエイトをかけると自分は楽をできる。自分のことを棚に上げて相手任せにして、自分の都合の悪いことが起きたら相手を否定するのはやめよう。

それにお互いが本音を打ち明けることが出来た時は案外、悪いところを許せたりするものだ。程度によるけれど。