ミルバレー映画祭にて。

あまり目にしなかったせいもあり、全く知らなかったんだけど、監督のロブ・ニルソンって作品がそこそこ映画祭(カンヌ、サンダンス等)で受賞している監督だったんだな。
この作品は2019年｢Arid Cut｣に次ぐノマド三部作の二作目とのこと。

シチズンシネマのワークショップの一環(？)で、演技はすべて即興だとエンドロールで知る。

盗んだバイクで走り出す……レールとミトラはまだ見ぬ父親の姿を求め、アメリカを西から東へ旅をする。

ほぼモノクロ、一部カラー、時おり全カラーで描かれるロードムービー、乾いたカリフォルニアの壮大な自然と印象的な音楽、道中で遭遇する悪どい事業家(不動産屋？)、ラッパー、バイクの持ち主。

青春映画とロードムービー、悲しみとほんのりクライムスリラーのような雰囲気漂わせ、父の跡をたどる奇妙な旅。

じわじわくる面白さだったので機会があれば見直してみたい。