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アンビュランスのryouexのレビュー・感想・評価

アンビュランス(2022年製作の映画)
3.5
迷うことなくB級判定できる。さすがマイケル・ベイ。当然誉め言葉である。

タイトル通り救急車の大爆走映画。なぜか銀行強盗が救急車で警察から逃げる羽目になるという、シュールギャグ一歩手前の題材。しかし、ストーリーは至極真面目な形で進んでいく。いや、嘘じゃないんですよ。

もう、兄弟と善悪とか。死と生とか。ひたっすらに対比をちりばめて、カーチェイスと暴力で蹂躙する。もうインテリぶったテーマなど、すべて力が飲み込んでしまえるという事がテーマなのかと錯覚する。

恐ろしいことに、ぼんやりと眺めているだけでストーリーが頭に入ってくる。それくらいシナリオもぺらっぺら。映像美とアクションでこれでもかとごり押し。ある意味正当なアメリカ映画かもしれない。

これがA級映画と評価されることは、多分無い。ただ面白い。
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