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ウーマン・トーキング 私たちの選択のyokoのレビュー・感想・評価

3.9
youtuberなどが背景を知らないと楽しめないと、メノナイトの解説をしていたりするが、知らないほうが彼女達と同じ目線で映画を見れて面白いかも、途中で現代の話だと気づくほうが彼女たちの気づきとシンクロできる。

あらすじ紹介では結構ハードにすったもんだ感な印象を受けるが事件自体はさらっと流し、もう開始すぐに、「男達は保釈金を払うためいないけどこれからどうしよう」という会話から始まる。これは会話劇だから、ではなく。プロミシングヤングウーマンと同じく、被害時の映像を見せない。観客にポルノとして消費なんかさせないよという意思表示。

正直世界の外からの調べ、何年に一度しか来ないであろう国勢調査の車がおあつらえ向きのタイミングで村に来るのは萎える。都合良すぎでは?

ルーニーマーラーが覚醒直後なのに賢すぎない?理路整然としすぎてない?それなら今まで騙されてたのも逆に不思議じゃない?

ベン・ウィショーは基本、去勢された男のようなイメージの役が多いので予想通り安心して見ていられる。

ノマドネキが唯一ノマドしないのが一番面白い。

南十字星で方角を知るポーズとやっちゃるきにポーズ、自由の女神のような意志、希望、自由をイメージするようなポーズの二重の意味になるのが一番のシーンでしょう。

男が、女が、宗教が、閉鎖的な村が、というより、負の連鎖をさせないということが一番のテーマに感じる。
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