冒頭、人物の関係性や立場を把握するのに時間がかかってしまい、肝心の議論の内容が入ってこなかったので、公式サイトの人物相関図を頭に入れて観に行けばよかったです。
寓話として描くなら、年代は明示しないほうがよかったのではないかなという気がしました。年代が明示されることで、結局特殊なコミュニティの問題であるように感じられてしまったので。
その後の男性の教育など、男性が解決すべき問題をすべてオーガストに負わせるのはさすがに酷なので、オーガストは連れて行ってあげてほしかったなと思ってしまいました。
子どもたちを守らなければという思いが前面に出ていて、もちろんあとの世代を守る視点も大事なのですが、自分を守るために行動を選択する人物がいてもいいのになとも思いました。子どもを守るのって女性だけの役割ではないのでね。
議論の深まりをつかみきれなかったので、もう一度観たいなぁ。
字幕翻訳:伊原奈津子