せいけ

ウーマン・トーキング 私たちの選択のせいけのレビュー・感想・評価

5.0
話すこと、記録することが未来の世代の繋がるという視座の高さに身が引き締まる思いでずっと鑑賞した
結果重視な昨今のエンターテイメントの風潮へのアンチテーゼも少し感じつつ
説明は削ぎ落とし、情報は豊富という会話劇の見本のような作劇
2.76:1のアスペクト比からなる映像も題材のソリッドさと広さに調和していて素晴らしい
邦題の「ウーマン」がやや引っかかるが、立場や思考の違う女性たちが話し合うことの大切さと残された者の課題の重さを感じ取らなければ。
昨今のフェミニズム映画の中でも先端を走る傑作だと思う。