イスラエルの情勢を日々ニュースで見る中で、今私はこの映画を見なければいけないと思って見た。この内容が実話でかつ2000年以降にあったということをまずは深く受け止めたい。
「愛からどうして暴力が生まれるのか」、そして「故郷への憎しみより、未知への不安が良い」という女性たちの静かに燃えたぎる感情から生まれる言葉のひとつひとつに胸をぶっ刺されるような強さがあった。どうしようもない理不尽な出来事や大切な人を想う様々な感情の果てに、祈りや讃美歌そして神の存在がある、ということをほんの少しでも理解できた(ような気がする)。
彼女たちの選択を描いた物語だけど、ここからが旅の始まりで、ノンフィクションなだけにその先をもっと知りたいと思った。ここまで重厚なノンフィクション映画は初めてかも、余韻。。。