はなかすちゃん

ウーマン・トーキング 私たちの選択のはなかすちゃんのレビュー・感想・評価

3.9
昔の話かと思って見ていたら2010年!そういう宗派があることすら知らなかった。
怒りに震えるサロメの固い決意と、お腹の子をすでに何よりも愛おしいというオーナの姿に涙。
読み書き、教育等の機会を奪われてきた女性たちが、自分たちの持っているもの、宗教や愛情、経験という絶対的なものをもとに対話の中で考えを発展させていく様子に目が離せなかった。
「赦し」という概念にあまり馴染みがないけど、壁にプロコン書いた紙を残していくのとか、残された子供達の教育を頼んだりという、そこに残る人の未来を信じるとか希望を残すというのも赦すという行為に含まれるのかな〜。
それにしてもベンウィショー、良すぎる。良いもののリストに「女性」と書くベンウィショー、、あの村で彼が暮らすのはきっと苦しいことだと思うけど、彼の日々に何か明るいものがあって欲しいと思わずにおれん…

23-65