うーる

ウーマン・トーキング 私たちの選択のうーるのレビュー・感想・評価

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これはちょっとスコアをつけるのを避けるのだけど……

映画自体はともかく舞台となったコロニーで起きていることが胸糞すぎて

アーミッシュの話かと思ったら同様の保守派ボリビアのメノナイト/メノー派の話なのね。で、マニトバという居住区で実際に起きた数年に渡る集団シリアルレイプ事件を元にしていると。

保守を極めて女には教育をせずただ男に従順なのを良しとしている、現代文明も拒否した小さな世界。
抵抗して声を上げて犯人を捕まえて、「戦う」「逃げる」「許さない」と声が上がっていて安心した。
しかし実際の事件では声を上げることも叶わず犯人は捕まえて刑務所送りになったもののこの映画ほど話すことも出来ず全て終わったことにされて今も続いている可能性もあると。
申し訳ないがこんな宗教消滅しろとしか思えんわ。こんな先に死後の天国があるとかそれにすがるとか冗談だろう。でも狭い世界でそれが当然として教え込まれてそれしかない彼女たちはどんなにその天国や救済に縛られるしかない。
知識が無さすぎてコロニーを出た先の未来を誰1人具体的に想像することもできない。
思考を奪うことがどれほど罪深いかというのを垣間見る。

この後me tooを元にした映画とか見たらギャップで怖気が走るだろう。先に見たのがこっちでよかった。
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