さー

ウェンデルとワイルドのさーのレビュー・感想・評価

ウェンデルとワイルド(2022年製作の映画)
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クセすごっっ
アクがやべえ煮汁は一周回って無味って感じ(は?)なんかとんでもなく個性的なものを見たはずなのに、脳の処理能力追いついてないせいで、「はあ、まあまあ面白かったでやんす」(やんす?)みたいな感想しか出てこないでやんす。ストップモーションはメイキングがいちばん面白いでやんす。

本当にこれは続編じゃなくて一作目ですか?と言いたくなるほど、世界観が込み入ってるのに説明がねえ。もしくは、ちょっと説明されたくらいじゃ到底理解できないほど設定が謎。小ネタになればなるほど謎。なぜダニが育毛剤かけられて生き返る絵面を3回も見せるですか。

いろいろ謎だけど、描こうとしたテーマは良くて、悪循環している生き方を正すための自己肯定、大切だよね。「自分の人生に起こることは、どこまでが自己責任なのか」っていうことを、こういう映画を見るとよく考える。自分で始めたわけではない負の連鎖が、いつの間にか日常になって、あたかも自分の選択だったかのように見えてしまう。そこからの脱却の描き方はすごく良かったと思う。
さー

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