みかん

バッド・トレジャーのみかんのレビュー・感想・評価

バッド・トレジャー(2021年製作の映画)
4.7
個人的は、最上級に面白い映画でしたが、レビューはイマイチですね。

サイコパスという設定が受け入れ辛いかったのかもしれませんが、ヤブ医者(最初はそう思っていましたが、患者思いの医師でした)と、主人公のやり取りは映画として何かを真剣にメッセージを送っているというよりはコメディ要素が強いと割り切っても良いと思います。
大型兵器の機関銃をぶっ放しているときの主人公の歓喜の顔は見ものです。
あと、サイコパスを敵に回したら怖いですね。

元凄腕軍人という設定はありきたりですし、精神を病んでいるという設定も良くありますが、この映画の主人公はなんとも言えないサイコパス具合は面白い。

敵のボスも主人公とは戦いたくない、家族に邪険にされながらも家の中に居るだけで魔除けになっているという設定は格好良くて好きでした。

サイコパスの治療という物語としては、家族を想う気持ちを手に入れて、仲直りしたので成功したのでしょう、悪人しかやっつけていないですし。

それと、伏線として非常に分かり辛いのですが、弟は事故では無く殺されたのですよね。
スパイの見張り役が、素性を疑われて反動で殺してしまったのです。

重箱の隅をつつくような事で、映画の価値を下げるほどでもないですが一点疑問…病院には重装備のswat大群を連れて行った女性FBI捜査官、それ程の機動力があるのであれば、船くらい用意して大群で島に乗り込めば良いのに…
足止めを食らって、見知らぬ一般人に連れられて軽装備で上陸、的外れな事をして一瞬で倒される。
美人である事以外に登場した意義が薄過ぎるのが残念。
ですが、まぁ美人なので良いでしょう。
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