長谷川リョーさんの映画レビュー・感想・評価

長谷川リョー

長谷川リョー

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

凄まじい映画。終始、緊張の糸が一切切れない。心臓がキリキリする感じ。

OUT(2023年製作の映画)

3.5

救えピーチ姫。ブレーキングダウン戦争。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

人間の醜悪さと滑稽さの全てを投げ込んだ、パンドラの匣を逆再生で収納し直したかのような映画。処理する脳のCPUが激しく消耗している気もするが、もっとシンプルに直観で受け取るべき作品なのかもしれない。理性>>続きを読む

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.5

運命的な再会を回想する物語構成かと思いきや、現在で再会した二人の成熟した会話そのものがメインディッシュもなる大人映画。どこまでこの会話を味わえるかどうかは、人生の刹那、そので占めるロマンスへの解像度、>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

評価が★5と★1で真っ二つに分かれそうな映画。人生のうち、多次元宇宙にどこまで想像力を張り巡らせてきたのか、その厚みによって受け取るストーリーの分量そのものが変わるような。

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.4

最後の最後、綾野剛がほっしゃんになってた大爆笑した。

RRR(2022年製作の映画)

3.6

男達が強すぎて笑った。じゃっかん逆スティグマ映画なのが気になった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

30年後の自分を見ているかのような、究極のルーティンおじさん映画。一日を永遠のように生きるテクネー(技術)が詰まっている。空を見上げること、どんなに小さな仕事にも生き甲斐を結びつけること、木や葉ではな>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

終わりようながない週末。連続的アノマリーの数々。最後に勝つのは、己を保ち続けた者。まあもう、シンプルにめちゃくちゃ面白い作り込みなんだけど、こうした作品が作られる時代性、強くいえばプロパガンダ性にはで>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.7

アウトレイジ戦国時代編。緊張と緩和のお手本。途中マジで吹きかけた。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

宮崎駿頭の中どうなってんだ。これ一回で消化できる鑑賞者いるのか。

ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

3.4

ジブリ最初で最後の脱力系コメディ。原作の四コマを映画に昇華できたのは高畑勲氏ならではなんだろうなぁ。

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

3.9

超然と乱れぬ姿と心。引き裂かれる間際になって、表出する自由への渇望とありたい姿。絵の美しさと描写の作り込みの見たことのないダイナミズム。

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.1

ジブリ作品の中だと、もののけ姫に次いで好きかも。あらゆる時代のファンタジーが想像力を軸に受け継がれて、その一つの表象としてこの作品に結実していることに想いを馳せると、ため息が出そうになる。海賊のお婆さ>>続きを読む

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