ぷちぷうさんの映画レビュー・感想・評価

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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.3

ほっこりしたストーリーなのかと思いきや…
アイルランドの地で、みんな慎ましくそれぞれの苦悩や問題や辛い過去を抱えてる生活。
親戚なのに主人同士があまり打解けてない雰囲気も緊張感をもたらす

原題はth
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.9

こんなにゆったりとした韓国映画は「逃げた女」以来かな

3つのパートがどれも良くて、しかも日本人的な感覚だとも思った。もどかしくて、ぎこちなくて、切ない。

学校帰りのふたりの会話。
SNSで繋がった
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ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター(1980年製作の映画)

3.6

高校生の頃、耳にしたレゲエのリズムと独特のサウンドに惹かれてアルバムを聴いていた時期があったけれど、ずっと繰り返し聴くと何故か暗い気持ちになる謎が解けた気がする

レゲエのルーツを改めて認識。
確かに
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

3.3

公開直後のシネコンでスクリーン貸し切り状態だった!
平日の午前中というのもあったけど😅
同時刻のハイキューはめちゃ混みでした…

イルミネーションアニメ&吹替キャスト&渡らない渡り鳥、というテーマに興
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

もっとワルな岡田くんが見れると思いきや、
意外とふつうな悪人レベル

極悪非道な大人と天才冷徹冷血中学生との対決。軍配は中学生に…

クライムミステリーとしての展開は普遍的
で、緻密な部分と間抜けな部
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

重い、暗い、長い…

法廷のシーンが長く続きメリハリが少ない。新しいカードが出て来ても気が滅入る内容でスッキリしない😓

結果が出ても着地点がよく分からず、な印象
期待が大きかった分、疲労感が残った

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

奇っ怪なストーリー
嫌ミスに近いかも…

バクスター博士の父親の所業が凄すぎだろ
ゆえの博士の奇行や変人ぶりは仕方ない、、
けど哀れ過ぎて嫌いになれない
エマの表情や動き方、言葉遣いの変化が上手い。最
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.5

あらすじとポスターのショットに惹かれての鑑賞だったけど、、、
思った以上にドキドキわくわくした!

史実はちょっと難しいものの、ストーリー展開もキャラも秀逸。主人公の設定が上手い
支配者の陰謀、横暴、
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.9

オゾン監督にしてはひねりのないどストレートな単純でご都合主義的なコメディ。

若い女性ふたりが魅力的なキャラで、
テンポのいい会話も楽しい!
弁護士さんの方、好きだな❤️

フランス語のセリフって若干
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

ジムジャームッシュ的な雰囲気。
映像が淡々としてて美しい。
旅する映画がロードムービーなら、日常を定点観察する映画はダイアリームービー??
毎朝見上げるスカイツリーがなければ、現代の話とは思えないほど
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.9

冒頭の10分ぐらい続くダイナミックな調理シーンが圧巻。
年齢を重ねてちょっと逞しくなったJ ビノッシュがくるくると手際よく動き、丸ごと1匹のデカい魚や骨付き塊肉を相手にオーブンや鍋の間を行き来する。
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

コメディと呼ぶにはあまりにも悲哀が漂い過ぎてて…

ケータイは持ってるのに、ラジオでニュースかマニアックな音楽を聴くしか家でする事がない、とか
週末の酒場がシングル族の唯一の娯楽、とか
男女問わず劣悪
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.9

バレエ映画に外れなし、というのが持論だけど これは期待の上を行く作品だった。
バレエの舞台シーンと映画としてのストーリー、ふたつの要素を楽しめたのはもちろんのこと更にオプション追加的な満足感!

主役
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わたしたちの国立西洋美術館~奇跡のコレクションの舞台裏~(2023年製作の映画)

4.1

めっちゃ貴重なドキュメンタリー

普段は入れないバックヤードの映像やスタッフたちの日常に驚嘆。あんなに巨大で歴史的価値のある美術館なのに、人も予算もあまりに少な過ぎ。

働いている学芸員さんたちの一途
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PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

3.6

詳細な歴史を知らないけれど、祖国を守る同志の信念の強さに圧倒

女スパイというキャラだけでかっこ良さ200%
映画館周辺の町並みのノスタルジックな雰囲気やタバコとマッチのやり取りもすごく好き。

若干
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.6

見終わったあと、結構ぐったり…😵
さすがの関西、皆さんキャラ濃過ぎで疲れた
くっきーさんが普通にまともな人に見えたもん
滋賀は行ったことがなく、琵琶湖についての知識も"日本一でかい"という概念だけだっ
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.4

岩井俊二監督の作品はなんでいつも美しいんだろう…
美しい背景の中に人物を置いているからなのか、こだわりのアングルなのか、それとも
生活感の少ない映像だからなのか、、、

CHARA、Coccoに続きア
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.6

たまたま目にした深夜の再放送にウケたので、劇場版へ…脚本もクドカンだし

ストーリーはとっ散らかってる感が強いけど
それぞれのキャラが最大限に愉快!
2枚目役だと鼻につくけど、3枚目役はめっちゃオモロ
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

-

原題が彼女の立場を象徴してる

どんなに才能や個性があっても女性は"飾り"でしかないのか…
コルセットだけでなくいろんな物に締め付けられる不自由さ。
あらゆる方向から来る重圧もすごい!
そもそもパーテ
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古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

3.9

三者三様の個性的な映像とエキゾチックな物語。アラビアンナイトみたい
シンプルで、まるで影絵や紙芝居みたいな動きだけど美しくて飽きない

モロッコの王子の話が楽しかったな

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.5

なんの予備知識もなく、「地元のミニシアターで上映してるちょっとマニアックでシュールなストップモーションアニメ」
という認識だけで観に行ってしまった。

見てるうちにJunk head やズッキーニや
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

冒頭の背景のターコイズブルーの美しさと、貨物列車の可愛いらしさにワクワク感Max🧡
今回もポップでキュートなW.Aカラー全開!なんだけど…
脚本家のインタビューシーンが出てきた辺りで、⁇
前作とは違っ
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春に散る(2023年製作の映画)

3.4

横浜流星の本気度と気迫にあっぱれ!

ラストのチャンピオン戦の勢いはかなり白熱して、わくわくした。…ゆえに、11R以降のあの映像にはちょっとがっかり
役者さんたちの勢いが伝わって来ない

原作を先に読
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苦い涙(2022年製作の映画)

3.5

ザ・フランス映画、なシュールな印象
登場人物がみんな個性的で自分勝手。

ピーターがカールを呼ぶ時の発音が
「キャール」になってるのにいちいち反応してしまった😅

そりゃそうだよね、、、なラスト。
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.9

鬼才と変態は紙一重なのか…

久々のクローネンバーグ作品。デッドゾーンやザ・フライ以来。

痛みの無い身体や新種の臓器を体内で産み出すなんてかなり斬新な発想、、、
なのにレトロな建物や退廃的な町の景色
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.9

いーなー、こーゆうの!
コンプラ無関係のカッコ良さ

冒頭の夜の町、えさのブランドに拘るわがままな猫、スーパーに行くためにわざわざ締めるネクタイ、自由すぎる隣人、、、
映像に合わせて途切れ途切れに流れ
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.6

劇場で予告編を見てからずーっと公開を待ってた作品。
予告編のイメージは若干ミスリードかな…

とてもいい映画で素直に共感できるんだけど、、、失業したこだわりの強い女性シェフとクセのある子どもたちが困難
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

うーん、なかなかのカオス
人によって受け止め方に差があるかと…

いろんなキャラがどれも楽しい❣️
美しくて幻想的な景色も、ちょっと謎めいた伝説もジブリの世界観。全ての作品を見てはいないけど、懐かしさ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.3

まるでジェットコースターアクションムービー➰
全編見せ場しかない!😳
予告編でチラ見せされてたいくつかの凄いシーンも本編の中ではストーリーの流れの一部でしかない
それぞれのシーンでかなりハードな山場を
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.9

見応え充分なファイナルインディー
冒頭の15分間はイーサンハントと同レベルのハラハラアクションの超スピーディな展開
まさに、つかみはOKな感じ

ただ全体的には総括的な内容だったので
懐かしいオマージ
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デッドゾーン(1983年製作の映画)

4.5

D.クローネンバーグ&C.ウォーケンの
私の中では、伝説的な名作

⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

4.2

仕立て屋をテーマにした映画に外れなし、
とは私の個人的見解

いろんな感覚が交錯して複雑なんだけど、ゆったりとした静かなテンポと職人技の服作りが心地良い。
少し気の強い妻が客の要求を跳ねのける。傍らで
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うつろいの時をまとう(2022年製作の映画)

4.1

日本の風情って…繊細で美しい
季節のうつろいの風景も、自然をお手本にしたさまざまな色合いや微妙な変化

淡々と紹介されるクリエイターたちの想いや仕事に対する姿勢。日本の伝統美とか、
ありのままの自然を
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メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.9

ルコントの恋の3部作はどれも好き
特に「髪結いの亭主」が大好きだった。
心情は理解出来なかったけど、髪結いである妻がとても魅力的だったのが印象に残ってる

今回の作品もパリに憧れて田舎から家出して来る
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.5

ポスターのちょっととぼけた表情のロバが可愛くて観に行く気になった作品。

なかなかロバさんのロードムービーは珍しいし、そもそも自力では成立しない。
ゆえに、出会う人々に翻弄されるけど…
EOは心の声も
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

湊さんの「母性」のような感覚でストーリーを追っていたけど

そゆことか…、意外な着地点

少年ふたりの表情が繊細過ぎる。

友情、いじめ、暴力、、、それは単純な日常ではなく、角度を変えてみれば違った真
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