がぶりえるさんの映画レビュー・感想・評価

がぶりえる

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.9

巨大な映画。画面に映るいろんなものが壮大で、ダイナミックで、エレガントで、破格のスケールに満ちている。やはりこのシリーズは映画館で見なければ、作品の持つ最大ポテンシャルを体感できない。素晴らしい映像と>>続きを読む

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.7

こういう振り切って馬鹿をやる映画好き。大おふざけで超ブラックコメディ。会話シーンから戦闘シーンまで全部がギャグと悪ノリにまみれていて、本当にけしからん映画で最高。ゾンビをどう美味しく調理するかを楽しん>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.4

去年、この映画の予告編が出た時に「山崎貴」の三文字を見て「あー、見ません見ません」と思ってそっと予告を閉じた自分をぶん殴りたい。面白かった。うん、ホントに。というか、これはだいぶ良かったのでは!?監督>>続きを読む

デルス・ウザーラ(1975年製作の映画)

3.8

黒澤明の後期作品にある無常感は唯一無二だということを再確認した。鑑賞後に尾を引く喪失感と虚無感に囚われる。日本映画転落期に差し掛かり、思うように映画製作ができず、一時は自殺未遂を起こすまでにどん底に落>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

-

こんなことははじめてなのだが、実を言うと30分以上レビューが全く書けなかった。決してつまらなかったとか、退屈だったわけではなくて、むしろ見ていてとても面白かったのだが、それが何一つ言語化できなかったし>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.4

ノーランにしてもヴィルヌーブにしても、最近の大衆向けハリウッド映画の価値観は、「面白い=映像が凄い」なのだろうか、、、。本作の映像は確かに凄い。たぶん世界トップクラスなんだろうし、圧倒されるシーンはた>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

4.2

夢見るヒステリックサイコ少女、パールちゃんここに爆誕す。悪魔とか呪いではなく、シンプルに人殺しちゃうヤバい田舎娘なのが最高。何言っても話通じない、誰にも止められない、狂気度Maxな殺人鬼が一番怖いって>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.6

ニックファッキィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.5

ロシア人は怖いと思いました。冒頭バレエの下りから全編ずっと陰湿さと冷徹さが怖い。アメリカのスパイ映画よりもじわじわじっくり追い詰めてくる感じと痛々しすぎる拷問が本当に恐ろしい。ロシアやだ怖い。
ジェニ
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ポワゾン(2001年製作の映画)

2.0

本当に愛を込めて作りましたか?
この映画で間違いなくアンジェリーナジョリーの好感度は上がったのだが、この作品は本当にただそれだけ。本作の語りしろはアンジェの色気ただ一つで、あとはありきたりなストーリー
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.7

とんだ騙し討ちを食らった。優しさに包まれた良い映画だなぁ…と思ったらラストの急なドギツイシリアス展開に打ちのめされた。観客を優しさと笑いで取り込んでくる映画かと思ったら最後の最後で突っぱねて奈落の底に>>続きを読む

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

4.3

最高。これぞアメリカンホラーというものを久しぶりに見た気がする。血の洪水と肉片とゲロに取り憑かれたアタオカ血ミドロ万歳映画。目を覆いたくなるようなドギツイグロ描写と引き裂かれていく人間関係を見ることの>>続きを読む

ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.9

ハイスピード、ハイテンション、ハイクオリティのエンタメど真ん中。
アニメーションならではの映像の面白さに富んでいる。
ちょっとブラックユーモアの効いた笑いも良い

おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)

3.6

シンプルにいい映画やった。
周りなんか気にすんな!!
見た目なんか気にすんな!!
2人の間に確かな愛があるかどうかだけが大事なんや!!って声を大にしていってくれる作品。
全編通してポップだけど力強いメ
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ドラえもん のび太の宇宙開拓史(1981年製作の映画)

4.2

このノスタルジーたるや…癒される。80年代アニメ独特のタッチの画と懐かしの声優キャスティングというだけで何だか涙がでてきそうな感覚になる不思議な包容力のある作品だった。ストーリーは王道そのもの。子供の>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

1.5

ただただ



_人人人人人_
> 不 快 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄


そして、


_人人人人人人人_
> 面白くない <
  ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄



バーホーベンよ、君は何がしたかったのだ
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

5.0

やっぱりめちゃくちゃ面白い。この気持ち良さと喪失感の入り交じった感覚は何なんだろう。本当に好きな作品。
なんと言ってもこの映画の疾走感が良い。全てを捨てて真っ直ぐに破滅に向かっていく二人の爽快さと恐ろ
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

4.4

これぞ映画のロマン
夢と希望に満ち溢れてる
見るたびに僕を童心に返してくれる色褪せない傑作

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.0

正直分からなかった。この映画の何が革命的でどこが名作なのか何も。お洒落といえばそれまでなのだろうが、そのお洒落が分からなかった。
疾走感のある淡々とした独特な語り口と詩的な言葉遊びに満ち溢れた会話劇は
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レンフィールド(2023年製作の映画)

3.6

なんたって過剰なまでのスプラッータ描写が爽快。あり得ない量の血しぶきと肉片が派手に舞い、画面を華やかに彩る。両腕を引っこ抜いて、それを相手に叩きつけて攻撃するなどという到底常人には思い付かない様な惨す>>続きを読む

氷の微笑(1992年製作の映画)

4.2

語り継がれるのはシャロンストーンの美貌と例の股関チラチラシーンばかりなので何となく敬遠していたのだが見てみてびっくり、脚本がとても秀逸でサスペンスとしてとても完成度の高い作品だった。

なんとかもうず
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.7

お年を召されてもこんなに力強い映画を撮ってくれるバーホーベンの巨匠っぶりたるや。単なる女性映画だと思って見たらフルカウンターを食らう。とある修道女の超パワフルな痛快逆転劇に心奪われる。
ベネデッタは女
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.9

正直なところ結構難しかった…
とてもヘビーな内容。
でも凄く引き込まれるし、揺さぶられる作品だった。

あみ子の純粋さが美しくもあり、残酷でもある。時に人を勇気付け、時に人の心に深い傷を負わせる子供と
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

よくわからん

斬新だし、予測不能だし、ワクワクするんだけど未回収の要素が多すぎて結局なんのこっちゃよくわからん。映画をみただけじゃ理解不能。

でも、ラストのでっかいカーテンみたいに変身するUFOは
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.2

ニコラスホルトぉぉ!!!

お前格好いいじゃん!!!!

男やなぁ…痺れました。

女は女である(1961年製作の映画)

4.2

「悲劇か喜劇かわからなかったが、ともかく傑作だ。」
観客の気持ちを代弁してくれてありがとう、エミール。なんか凄かった、というのが率直な感想。一言で形容できない強烈なオリジナリティのある作品。とても刺激
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.5

ガンの映画はとにかく楽しい
音楽最高
映像最高
笑い最高
これぞガン節
もう楽しくて楽しくて

でも本当に終わっちゃったな…
なんで解散しちゃうんだよ
終わんなくていいじゃん
今終わらせる必要あるの?
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四月物語(1998年製作の映画)

3.8

めっっっっちゃ4月だ。
4月のあるあるが詰まってる。
不安と期待の入り雑じる季節。別れの季節である3月の頃の気持ちをまだ若干引きずりながらも、新しい生活に溢れるたくさんの出会いを経験する、という不思議
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ロイドの要心無用(1923年製作の映画)

3.8

文字通り要心無用のロイド。
手段は選ばない!尻込みしない!
どんな危険を犯しても決して折れない!全ては恋人のため!!ロイドにとっては愛こそ全て!!

好きな人の前で良い格好をするために必死になる所とか
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アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

4.9

映画のロマンここにあり 
スペクタクル映画とはまさにこのこと。とにかく物凄い迫力。あまりのスケールの大きさに圧倒される。広大な砂漠を駆け巡る、大量の馬!馬!馬!!人!人!人!そして、アラブ民族間の正気
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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

4.5

どうやって撮ったの!?
ずっとこれ。
今の映像技術に全く劣らない、素晴らしいアクションシーン。というか、昨今のアクション映画のクオリティを余裕で上回るレベル。CGでゴリゴリ描きまくったアクションと実写
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