『ノー・ウェイ・ホーム』で一度すべてを失ったピーター・パーカー。その続きとして、本作は派手なマルチバースよりも、「ひとりの青年」として生きる姿を丁寧に描いた作品だった。
アクションはもちろん見応え十>>続きを読む
『Michael』は音楽伝記映画でありながら、成功神話をなぞる作品ではない。むしろ描かれるのは、幼い頃から父・Joe Jacksonの厳格な管理下で育った少年が、いかにして自分自身の表現を獲得していく>>続きを読む
戦争映画の皮をかぶった没入型地獄体験装置。アレックス・ガーランドが企画し、元Navy SEALのレイ・メンドーサが共同監督として現場記憶を叩きつけた一作で、脚本というより「証言の再現」に近い。
舞台>>続きを読む
時間の流れに翻弄されるひと組のカップルを描いた、静かで余韻の深い恋愛ドラマ。アンドリュー・ガーフィールドとフローレンス・ピューの演技がとにかく自然で、派手な演出がなくても関係性の揺らぎや愛情の濃度がし>>続きを読む
『blur: To the End』は、ウェンブリーの大観衆よりもスタジオの空気に価値を見出した珍しいドキュメンタリー。
題材は2023年のアルバム『The Ballad of Darren』制作と>>続きを読む
中国の農村地帯を舞台に、社会の片隅で生きる男女の慎ましい暮らしを描いた作品。家族から疎まれ、居場所を持てなかった二人が結婚し、土を耕し、家を建て、家畜を育てながら少しずつ心を通わせていく姿が丁寧に映し>>続きを読む
深夜2時17分、子どもたちが一斉に家を飛び出して消える──という導入だけで掴まれるホラー。
『バーバリアン』のザック・クレッガー監督らしく、何が起きているのかわからない不穏さを、じわじわ積み上げていく>>続きを読む
前作の“普通のおっさん最強”路線をそのままスケールアップした続編。
今回は家族も巻き込んだチーム戦寄りで、アクションの幅とテンポの良さは相変わらず爽快。コメディ要素も強まり、気軽に楽しめるバランスが>>続きを読む
シリーズの締めくくりとして原点回帰を感じさせる一作。
過剰なジャンプスケアに頼らず、音や間を活かしてじわじわと不安を積み上げていく演出が心地いい。初期の『死霊館』を思わせる“見せすぎない怖さ”が際立>>続きを読む
下北沢の街に漂う空気ごと切り取ったような一作。
大きな事件は起きないのに、会話の間や視線の揺れだけで物語が進んでいくのが心地いい。
偶然とすれ違いがゆるやかに重なり、人との距離感が少しずつ変わってい>>続きを読む
派手な展開はほとんどないのに、観終わったあと不思議な余韻が残り続ける一本。
アルフォンソ・キュアロン は徹底して引きの視点を取り、感情を説明せず、ただ日常の時間を淡々と積み重ねていく。
モノクロの>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース作品の中でもベスト級に響いた一本。ドラマチックな展開や説明的なナレーションはほとんどなく、淡々とした構成ながら、音楽の持つ力だけで観る者を引き込んでいく。
コンパイ・セグンドやイ>>続きを読む
ピューリッツァー賞を受賞した“ナパーム弾の少女”。誰もが一度は目にしたあの写真の撮影者が、実は別人だったのではないか——その疑念に迫るドキュメンタリー。
重厚で見応えはあるが、語り口はあくまでフラッ>>続きを読む
山田尚子の演出、吉田玲子の繊細な人物設計、そして牛尾憲輔の音楽が有機的に絡み合う一作。説明を削ぎ落とし、感情を“色”と“音”で描くスタイルが徹底されている。
牛尾憲輔のスコアはミニマルで、沈黙や間に>>続きを読む
小津安二郎監督の戦後まもない作品と比べて、家族や親子の形が大きく変わっているのが印象的。
かつては「親を大切にするべき」という前提と現実のズレが描かれていたのに、本作では“別れること”が当たり前のも>>続きを読む
原作と比べると、ストラットの「権力を使うことに一切迷いがない姿勢」と、その決断の速さがあまり描かれていなかったのは残念。
プロジェクト・ヘイル・メアリーでの彼女は、人類を救うために最短で答えを出し続>>続きを読む
レオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロの共演は、いわゆる“豪華共演”というより、三者三様の演技のぶつかり合い。
中盤の空手道場の一連のシークエンスは圧巻で、この作品の勢いと異>>続きを読む
難解な映画。正直、わかりません。
家族に縛られ、街から離れられない主人公に対して、マディの行動力。その対比だけでも、この物語がただの青春劇ではないことが伝わってきます。
Alex Gがスコアを手が>>続きを読む
南部のダンスホールに響くブルースやゴスペルの熱気から、黒人音楽のルーツを強く感じる作品。
アフリカのリズムや奴隷制の歴史が、そのまま音楽として受け継がれているように思えた。
サミーの歌唱シーンは圧>>続きを読む
劇場公開時にボンジュールレコードが推していたのを見て、気になっていた作品。やはりどこかお洒落な空気をまとった映画です。
ジャッキーを演じたケイティ・オブライアンのキャスティングが、この映画の魅力の大>>続きを読む
前作の内容をすっかり忘れていたので、劇場に行く前に改めて見直しましたが、スターダストのシークエンスがあまりにも素晴らしくて思わず涙😢音楽と感情が一気に解放されるあの瞬間は、やっぱり何度観ても胸にくる。>>続きを読む
都内へ遠征して、恵比寿で鑑賞しました。
こう書くとすごいファンのようですが、そこまでではなく、「エリス&トム」をいいアルバムだなと思いながら聴いている程度です。
この映画は、ブラジル音楽史上でも屈指>>続きを読む
コロリー・ファルジャ監督の「リベンジ」を観ているので、出血の量に期待をして観ました。
血の量といえば、「死霊のはらわたライジング」ですね!ちょっとおしゃれな監督が撮るとルカ・グァダニーノの「ボーンズ・>>続きを読む
くるりのセカンドかサードアルバムのツアーのとき、東京はリキッドルームだったんですが、そのとき私リキッドで働いていたんです。
ライブ終わりにこの3人が揃ってオフィスに顔を出して「ありがとうございました!>>続きを読む
エイリアンはプロメテウスとコヴェナントでかなり哲学寄りといいますか、難解な作品となっていましたので、エンタメに戻った本作を歓迎したいですね。
終盤のエイリアンとの対峙、そして重力というシーンがアクショ>>続きを読む
舞踏に関する基礎知識ゼロの状態で観ましたが、なかなか引き込まれる内容です。
ダンスを踊るために鍛えられた身体ではなく、農業という営みが作った身体。
言葉よりも先に踊りがあったということ。コミニケーショ>>続きを読む
この映画を特別なものにしているのは、努力が報われなかったさきを描いていることにあります。
社会人編がみせる容赦のない現実、人生の全てを賭けることのリスク、少年ジャンプでは描かれない“報われない未来”を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
これまでとは明らかに異なる作品。今まで観てきたファンのなかでも、評価が分かれるはずです。
監督が意図して作ったあらゆる人間関係と価値観の差が明確に打ち出されている映画です。
それは世代の差であり、男女>>続きを読む
クリスマスイブの夜は映画を観て過ごすわけで、毎年なにを観ようかと悩ましくも楽しいのが映画ファンですね。
あれこれと思考が止まらず、何を書いていいのやらわかりませんが、ハリウッド版と比較して、全く別物と>>続きを読む
午前10時の映画祭にて鑑賞。大好きな映画を劇場で観ることができて感激です!
間違いなく泣くだろうなとハンカチ持参で観ましたが、映画としての完成度の高さに圧倒、スクリーンに釘付けで、泣いている場合じゃな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
キャストや脚本、カメラワーク、そして音、無駄を削ぎ落とした極上の106分。
本当に今更ですが、ようやくA24の良さがわかったような気がします。
韓国から海外へ、外の世界へ向かったノラと韓国に残ったヘソ>>続きを読む
めちゃくちゃよかった!休日の過ごし方を考え直していた自分にタイミングがぴったりの映画!
一言で申し上げるとフランス映画!と言いきれますが、ネタバレなく具体的に申し上げると、フランス現代思想を知っている>>続きを読む
映画を選ぶとき、みなさまは何をベースとしていらっしゃいますでしょうか?
監督やキャストで選んだり、あらすじを読んで興味をもったり…ラジバンダリというネタではなく、本当に疑問なんです笑
まあ、そのときの>>続きを読む
「コマンドー」を観た流れで、本当は「プレデター」を観ようと思っていたんですけど、実は観たことのない本作を鑑賞!
結論を申し上げると最高!シュワちゃんファン、そして全ての映画ファンのための一本と言えば言>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
オズの魔法使いは未見ですが、知らなくても楽しめる素晴らしい作品でした!
どうしてもエルファバに自分を重ねて観てしまいます。
いまの境遇や心情というものがピッタリ合っちゃうんですね。
人生において、なに>>続きを読む
ヴィム・ヴェンダース監督曰く”新しい映画を一本観たら、古い映画を一本観なさい”とのこと。
最新映画もいいですが、クラッシックといわれる映画というのは、長い年月を経って評価されているものですから、いま観>>続きを読む