ジャックホースさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ジャックホース

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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

序盤はあまり退屈していて中盤から面白くなりました、徐々に登場人物を好きになるタイプの作品ですが、そこまで感動を与えるような作品ではありませんでした。

たぶん「菊次郎の夏」が持っていたような温かみは必
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

日本の一番大きな課題を題材にする作品です。

設定は漫画に出てくるような設定ですけど、そういう漫画とは大きな違いがいくつかあります。変に背景や事情を説明しないのです。登場人物は自分の心理を語らないので
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牛久(2021年製作の映画)

3.0

秘密取材がとても面白かったですが、監督はアメリカ人のせいかアメリカのドキュメンタリーっぽくて客観性があまりないです。
ドキュメンタリーとしてはそれが致命的なんですが、見てよかったと思っています。
皆が
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

無駄が少ないハリウッド映画らしいです。こんなにワクワクさせる映画は何年も見ていないです。

80年代のアメリカの匂いが強くて懐かしい映画なんですが、それに頼りすぎず、今年のスパイダーマンと違ってチープ
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冬薔薇(2022年製作の映画)

3.5

この映画が描く世界も人物も映画そのものも大型船のようにただ流れて路線を変えようとしないのです。それで主人公でさえ深掘りされなくて共感できる人物はいなかったです。

現代日本社会を批判しているように思わ
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MADE IN YAMATO(2021年製作の映画)

3.0

物語りはどれも面白かったです。ユーモアもたっぷりあって「えりちゃんとくみちゃん」と「四つ目の眼」などはとても新鮮でした。「三月の光」のバイクシーンと「まきえの冒険」の海岸でのシーンはとても好きでした。

犬王(2021年製作の映画)

4.5

隅々までオリジナルって感じの映画です。

日本の神話とロックを融合するってアイデアは絶対否定されると思いますが、素晴らしいものに仕上がりました。絵も音楽もとても良かったです。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

ウルトラマンへの愛を強く感じさせろ作品です。結構好きでした。

ただ内容はぎっしり詰めすぎてしまったからペースがとにかく速い。第二幕をなくせばもっといい作品になった気がします

流浪の月(2022年製作の映画)

4.5

待ちに待った李監督の五年ぶりの新作です。滅多に出会わないような素晴らしい作品です。李監督が本作で日本の偉大な監督の仲間入りを果たしたと思います。映像もとても綺麗で演技もトップクラスです。

「悪人」と
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.5

キルキゴールの「死に至る病」では人が絶望です。多くの人はその絶望に気づかず生きています。この映画ではその絶望が自分が絶望であることに気づいて生きている人を殺害します。ハイムラはその絶望を象徴するもので>>続きを読む

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

4.0

何も期待せずに見に行きました。

心を打たられるよりも心に沁みってくるのです。

物語りはやや単調で退屈する人は絶対いると思います。それでも、この映画はとても良かったです。

映像も音楽も素晴らしくて
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三度目の、正直(2021年製作の映画)

3.5

とても謎めいた映画でした。ミステリーと人間ドラマをうまく組み合わせました。

初の長編映画にしてはかなり出来がいい作品です。でも、師匠の濱口監督の影響がちょっと出過ぎてしまったって感じでした。もうちょ
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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

2.0

歴史の面では面白かったけど、映画ってよりもテレビドラマ。演技も陳腐で物語もまあまあ。

日日是好日(2018年製作の映画)

2.0

映像も綺麗でお茶の文化も面白かったですけど、ナレーションがうざくてわざとらしい作品でした。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.5

見ている時はジェットコースターのようにとても楽しい映画だでした。映像が綺麗でスパイダーマンの世界がよく描かれています。キリスト教的でセコンドチャンスについての映画ですこし奥行きもあります。コンセプトと>>続きを読む

鹿の王 ユナと約束の旅(2020年製作の映画)

3.5

惜しくも傑作にはならなかったです。絵も音楽も素晴らしかったですが、絵で描写すべきところは言葉で説明されるシーンが多かったです。そして主人公が感情を表に出さない人だったから彼の心理状態やこころの変化を描>>続きを読む