hanamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.9

全く逆の性格をした二人だからこそガッチリ噛み合った上でのラストなのかな。
彼女たちのそれまでを知る術はないししたことが許されるわけでもないけど、あの時間が二人にとって自由で最上の瞬間だったことに違いは
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サムシング・ワイルド(1986年製作の映画)

3.8

黒髪ボブ大優勝!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ころころ変わるアイデンティティ(濁してます)が視覚的にとても楽しめた

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

3.7

上を目指した少年と、下で信念を掲げ続けた父が、地上で同じモノを見上げるとは本当に映画みたいな話ですね

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

主人公の感情表現がストレートだからか、「やり返してやる!」とか「ヤッタ!!!!」とかそういうプラスで勢いのあるものから「嫌」「なんで」「殺されたくない」のような負のものまで一緒になって感じちゃうような>>続きを読む

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

1.5

内容が薄い。主題がはっきりしてなくてストーリーとして何が言いたいのか分からなかった。

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

自分自身のことも分からなくなっていく中で、他人から自分の発言を否定されるのはこんなにも不安を煽る行為だったのだと知りました。足場が崩れていくような感覚と、コントロールの出来ない感情が悲しい…

繰り返
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

きっとラウは最後まで自分の善を見失わなかったヤンに憧れたんだろうし、そんな彼が眩しくもあったんだと思う。重い敬礼。

沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年製作の映画)

3.0

あまり任侠モノを見たことがなかったですけど、言い回しとかは純粋に面白いな〜と思いました。一宿一飯の恩義とか、意外とそういうところはしっかりしてるんだ…?

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.4

目の、瞳の描写が酷く美しかった。
アップで撮られていることが多かったから、真正面から見つめられる圧迫感や少し目線をそらすときの気まずさがダイレクトに伝わってきてのけ反った…「見る・見られる」の関係は『
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.9

“分からない”を楽しむタイプの映画だと感じたし、そこに多くを語らないからこその美、みたいなのはあると思う。

最後の豪華な部屋のシーンが好きでした。どうしたらあんな構成を思いつくの…?

天国と地獄(1963年製作の映画)

3.4

一つの画面の中で、映される複数の人々がそれぞれ全く別の方向を向いていたのがオモシロでした。それぞれその位置でのドラマがあって、決して一瞬で終わらせずに“残している”のが上手いなあと思いました。

白黒
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.7

助けを求めるという選択肢を知っていた上であの生活を選んだのは、望みが叶えられない状況の中で唯一追いかけられる夢だったからなのかな

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

存在を存在たらしめるものってなんだろうな。確かにそこにいるのに、誰かの記憶にも残っていて、名前もあるのに、その存在だけが証明出来ない。

世話も愛情も教育も出来ないなら産むな。本当にこれに尽きると思う
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.6

警官バッジで始まって同じバッジで終わるのは粋だな〜!!見出した直後に「なんであれで始めたんだろ」と思っていたのでスッキリしました。

司法を盾に取るスコルピオ、自分の身を守る術をよく知ってるじゃないの
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

2.0

長い………………
3時間延々と酒!!乱交!!クスリ!!!
これが成功の証になるのは分かるけど、豪遊したとてそれが本当に幸せか、家庭を壊しはしないかをよく考えたほうがいい。

OCD 〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜(2017年製作の映画)

2.5

精神疾患についてはあんまり詳しくないので下手なことは言えないんですが、ここに描かれる人は皆自分自身の症状を自覚した上でどこか受け入れてるように見える…なんというか「これが自分」みたいな…

癖と言い切
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この作品、なんで『イミテーション(模倣)・ゲーム』なのかなって考えたんですが、チューリングが子供の頃に愛したクリストファーをそのままあの解読機械に投影して思い続けているからっていう意味もあるのかな。>>続きを読む

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

4.0

ビジュアルで殴られた…皆お顔が綺麗でいらっしゃる。漫画原作の実写だからとか差し引いても映画として面白かったし劇伴がとても好きでした。
ただちょっと気になったのは、人を殴った時の効果音が若干わざとらしい
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.0

正直、「(これみたことあるな…)」という印象が強くてこれまでの細田監督作品の集体だと思ってしまった。これまでの作品にあったような新しさを勝手に期待してしまっていた分、ワクワク感は無かったかなあ。

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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.9

そもそも主題がそうなんだろうけど、全体的に風刺の意味合いが強いんだろうな。

上は下に慈悲を払うことはなく、中間は他のことを考える余裕はなく、下は生きることで精一杯なあの構造は社会の縮図だと思う。理不
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人工知能(AI)と人間の違いって情とか倫理があるかないかだと思う。
ラストのゆっくり包丁を刺すシーンを見ていても表情に変化がないし、それは『刺した』という行為であってそれ以上でもそれ以下でもない…んじ
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.4

ショット構成が複雑なわけではないし、長回しが多い映画だったけど、それが良い意味でこの作品の素朴さに繋がっているなぁと思った。
「やるの!やらないの!」に対する返答には監督としての成長と覚悟が表れていて
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.8

ライオネルとジョージ6世の会話シーンで多用される、不自然に端に寄ったショットが印象的だった。背景がフラットか否かなど、考察できることが多いところだと思う。何が意図されてるのかな…関係性か、感情心理か。

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.5

証拠不十分で進められないことがもどかしいけど、一方で冷静に、慎重にもならないといけないんだな…自由のようでいて絶妙に身動きがとれないのが歯がゆい。

人がいないところと暗いところにはなるべく行かないで
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.8

サメの姿を見せずに「これはサメの目線である」とか「これはサメの仕業だ」っていうのが分かる表現がすごい(特に始まりの部分)。
多分これは「この映画はサメを主題にしている」っていう共通認識を観客が持ってい
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.5

統合失調症というものの恐ろしさを知った。
本人が以前のように動かない自分自身に苛立ちや焦り、恐怖や不安を感じているのは周知のことだが、それと同じくらい支えている人にも相当な負担がかかっていると思う。
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

とても好みでした…最高に良かった…内容の構成もそうだけど、何よりショットの構図が素晴らしい………
伏線がかなり多くまかれているから二度三度見てもきっと面白いと思う。




正気を失ったのは、過去のシ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.8

料理を作るということとシェフであるということ、両方に一貫してプライドと譲れない思いがあってかっこよかった。自分のやりたいことがハッキリしていて、なおかつ素直な人だな〜と。
パーシーははじめから積極的だ
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.5

 鯨油が重宝されていた時代の捕鯨漁の話。
どうやって獲っていたのか知らなかったけど、結構無謀なやり方していたんだなと…
 海であれだけ死ぬ思いをしても、また海に戻る決断ができる勇気がすごい。

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.1

 徐々に迫害が強まっていく中の、終わりが見えない混乱と緊張状態に耐えられなくて途中何度か止めてしまった。淡々と人が殺されていく描写やそのランダム性は、本当に同じ人が人に対しての行為なのかと疑いたくなる>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 楽しい気持ちになるし、元気にもなるし、なんでもできる、やってもいいんだと思える良い映画だった。
 最初のライブのシーンで、まずグレタが歌い出したところから心を掴まれていたが、ダンの想像のアドリブが追
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アメリ(2001年製作の映画)

2.5

なかなか独特というか癖のある映画。カメラに目線が合うたびなぜかぞっとした…よく言えばささやかないたづら、悪く言えばおせっかい。アメリを相手にしたら面倒くさそう…ちょっと合わなかったかも。

ガーディアンズ 伝説の勇者たち(2012年製作の映画)

4.0

夢がある…………………
一度信じなくなってしまったものを信じたくなるね。サンドマン可愛い〜〜!!!!エッッッ信じられないくらい可愛かった。

マトリックス(1999年製作の映画)

4.2

AIが発達してきた現在に見るとちょっと現実味が出てくるというか、あり得てもおかしくない未来というか…人間本体は脳(精神)だから、そこを弄ればどうにでも出来てしまうって感じかな?
何を信じるかは自分にし
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.6

シリーズ通して話の流れはほとんど一緒なのね。フラグの回収がわかりやすくて、予想しながら見ると逐一面白かった。

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.8

「あなたを掴んでいたのに」という言葉が最後まで頭から離れなかった。人間は宇宙空間では余りにも無力…唯一の繋がりの無線を、実体もなく不安定なか細いものととるか、頼りになる心の支えととるか。