risaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

キャロル・キング ホーム・アゲイン ライブ・イン・セントラルパーク(2023年製作の映画)

5.0

色褪せない名曲!!!沁みる。
後半のバンドセットで、グルーヴが増していくのを肌で感じたら、観客はそりゃテンション上がって高い所によじ登りたくなるよね。その場で体感できている人たちが羨ましい〜。

理想郷(2022年製作の映画)

3.8

オープニングの不快さ100点満点。不穏だけど映像としてはかっこよかった。その後はきっと……と思っていたところ見事な展開でのめり込んだ。そして終始続く重苦しい空気と、人間の汚さを擦り付け合うような会話劇>>続きを読む

燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

5.0

素晴らしい!!!最高!!!記者としての信念に痺れた。模索を止めず毅然とした態度で物事と向き合う姿勢…見習わねば…。インドの情勢、女性が置かれる環境も衝撃的だったので、パンフを読み込み知識を補完したうえ>>続きを読む

大いなる自由(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

色彩、空間、会話、音楽……すべてが抑えられつつも絵画のように美しく、感情の機微が伝わってくるところがとても好き。そして様々な解釈ができそうなラスト…!主人公の行動にグッときた。あの暗闇を灯すライターの>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

分からないけど、なんか分かる。そんな映画だった。自分も彼らと同じなんだと思う。素直になりたいけど、何でなれないんだろうね。でもそれが人間くさくていいのかも。チチ可愛い、チチになりたい。

福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

観てよかった。

劇、舞台寄り。役者のセリフで印象を残すような演出?が目立ったのは気になったが、とにかく事件や歴史について学ぶ入口になるのでは。
政府による好都合な擦り込み、それを報道するマスコミ、街
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

うわああ!
これは、ヤン・シュヴァンクマイエルの作品を観た時と同じ感覚だ。狂っている!空間を巧みに使ったストップモーションは新鮮で、インスタレーション的でもあり単純にアート映画としても楽しめる。ただ本
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(2021年製作の映画)

5.0

最高。この世界が好き…

禍々しくも美しい。
音楽も良いなあ。

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.5

ああ……諸行無常……それでも貴方への愛だけは永遠に。

これは大作!!

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.3

変な椅子やベッドが出てきて心躍る。身体を切り裂き内臓がむき出しになったりするが、不思議とグロさよりも官能的な印象が強い。あり得ない設定とはいえ、妙な現実味もあるノワール作品だった。ラスト、、、!

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

こんな世界を表現できるのはウェスしかいないんじゃないか。そう思うほど、絵になる瞬間ばかり。凄い。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.9

とにかくラストが良い……。ある時を境に、全てを持っていかれたといっても過言ではないな。余韻に浸る。
終始暗くて不穏な空気(言ってしまえばホラー寄り)所在のなさ、孤独、純粋な好奇心。それらが入り混じり、
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裸足になって(2022年製作の映画)

5.0

ものすごく辛い……でも良い映画だ。

まずアルジェリアの情勢を初めて知り、衝撃を受けた。自分ならあの環境で生きていくのは怖いし怯えて何もできないと思う。それでも主人公は、心身に傷を負いながらも決して諦
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バービー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

楽しい!

フェミニズム映画に見せて、それで終わらない。個の尊厳についても描き、さらにはその先へ。このままがいい、変化が怖いと思うのはバービーだけでなく人間も思うことだよね。私は誰で、いったい何者なの
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ビデオドローム 4K ディレクターズカット版(1982年製作の映画)

4.0

人生初のクローネンバーグ。

グロい造形に滲み出る手仕事感!
今見るとチープだが、それがシュールで味わい深く新鮮にも映る。

話の内容は理解しきれていない。ただ社会や人間、肉体と精神に対する鋭い視点を
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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.8

マリヤム・トゥザニ監督の新作をようやく。前作に続き、今作もモロッコにおいてタブー視される問題を絡めながら、人々の姿を丁寧に描いていた。表情や所作とかふとした画面から強烈に語りかけてくるものがある。余白>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

あぁ…ジブリ…。
後半は冗長に感じた。集合体苦手な人要注意では。

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.8

めちゃくちゃ良い…。
懸命で優しいうえに知的でユーモラス、だけどちょっと臆病なマルセル。なんて愛おしい存在なんだ…。想像以上に詩的な作品であり、生きるヒントが散りばめられグッとくる瞬間も。マルセルの視
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

博物館のシーン美しい。 
まさかの静止画+ナレーション進行。
この形式だからこそ刹那が際立つ。

小説家の映画(2022年製作の映画)

-

マッコリ飲みたい、卓を囲んで語りたい。ぎこちなさの中にある温もり。

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

一緒にいた日々、愛は確かにあったこと。それが未来の君にも伝わりますように。

「味の中にいるよ」

😢

午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

-

劇中音楽とフィルムの質感◎。にしても、すごいアパートに住んでるな。タルラの革ジャン姿かっこいい。テレヴィジョンとはクール。
ぼんやりと観るには丁度いい気がする。

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.0

完全に好み。柔らかい光が差し込もうとも、彼らの内に潜む物悲しさは滲み出てしまう。そこが良い。ロケーション、とくに湖畔が本当に美しく素晴らしい。そして音楽も良いなと思っていたら、唐突にマック・デマルコ!

怪物(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

【感想修正/ネタバレあり】

三者それぞれの視点に切り替わり、ひとつの出来事が全く違う見え方で浮き上がる。ここが面白い。
普段自分も、物事の一面的な部分しか見ていないんだろうなと。自分の正しさだけで突
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

過ぎ去った記憶、誰かの面影に思いを馳せる時の切なさ。後悔だったり一筋縄ではいかない感情が立ち上ってると思う。美しいロケーションや色彩とは裏腹に、危うさや刹那が滲んでいて、お父さんの身に何があったのか。>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

-

「フェイブルマンズ」のシーンと重なる所があり、そうかここから来ていたのかという発見。スピルバーグ監督作品の歴史を感じる。そしてE.T.かわいい。感情豊か。home,here.

バンバン!(2014年製作の映画)

4.5

滅茶苦茶!サイコ〜〜〜!
と思っていたら伏線回収があり、思わず胸が熱くなる瞬間も。途中とても長いミュージックビデオが挟まれた気分になりつつ、ダンスと歌はインド映画の醍醐味◎。設定や展開はもちろん音楽だ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5

暗い部分も多く驚いたが、良い話。
自分の好き、こうしたいという気持ちを貫くことで得るものと失うもの。光と影は表裏一体だ。その両方を受け止めて、現実にぶち当たりながら、私も心に正直に生きていきたいと思わ
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

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恐ろしいな……。
鮮やかな色やファッション、美しい自然に目を奪われるなか、人の残酷さを感じる瞬間が増えていく。奥さんが不憫。こんな旦那は嫌だ!