risaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

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恐ろしいな……。
鮮やかな色やファッション、美しい自然に目を奪われるなか、人の残酷さを感じる瞬間が増えていく。奥さんが不憫。こんな旦那は嫌だ!

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

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Lust for Life.

汚いけど嫌な気持ちにはならない。
ポップで、ユーモアあり。 音楽◎

ジギー・ポップ。笑

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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想像していたウルトラマンとは違っていた。とはいえ普通に楽しめたものの、要素を詰め込みすぎている感。外星人のデザインがスタイリッシュでカッコいい。初代ウルトラマンと庵野作品を知ってたら、もっと違った見え>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

イヤホンorヘッドフォンでの鑑賞がベストだと思う。
ラストとても良い。失った代わりに得るものが、こんなにも尊く美しいなんて。それに気づくことができた時、世界が変わるんだろうな。

バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

4.5

空っぽな心が、猛スピードで荒野を駆け抜ける!
行き着く先は自由それとも喪失か。どっちにせよ、一度走り出した孤独な魂を誰も止められやしない。そして主人公が浮かべた、あの表情はきっとそういうことだよね。
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.8

新年度の始まりに相応しい一作。本作は、社会に出たばかりの人や、自分のようにこれから新しい仕事を始めたり、何かスタートを切る人たちの後押しにもなるのでは。
いずれは黒澤版も観たいが、暫くの間は本作の静か
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

5.0

ボウイ、ありがとう。またも生きる勇気を貰いました。涙せずには観られない…。大好き!

1回目/IMAX鑑賞

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.8

めちゃくちゃ面白い!どこまでが本気なのかわからないし、捉え方によってはふざけてるようにすら感じてしまう。それほど振り切れていてクレイジーだけど、最終的に彼女はカッコいい人だと思った。ベネデッタよ恐るべ>>続きを読む

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.3

自分の信じる正しさとは一体なんなのか。これまでの価値観や秩序が揺さぶられる、良い映画だった。

百年の夢 デジタル・リマスター版(1972年製作の映画)

3.8

歯のないお爺ちゃんお婆ちゃんの顔面どアップ、癖になるカラクリ人形。チェコスロバキア映画好きとしては、たまらない世界がそこに。細かい意味はどうでもいい。この時代、この国の映画に触れること。まずはそこに意>>続きを読む

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

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見ず知らずの人同士が、心を通わせる瞬間って何でこんなに美しいんだろう。たとえそれが限られた時間だけだったとしても。あと、音楽忘れられないな。笑

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.3

こんなトンデモ混沌映画で、号泣するなんて……!とても正気じゃいられません!私も貴方もここに存在していることが素晴らしい。アイ・ラヴ・ユー。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

オリヴィア・コールマンの、憂いを帯びた表情を見た時点で「多分好きな作品だ」と序盤から一気に惹き込まれたが、その予感どおり最後まで良かった。ロケーションから美術をはじめカメラワーク、音楽まで全てが美しい>>続きを読む

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

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ティルダ・スウィントンが好きなので観に行った。話は正直ピンとこなかったけど色彩がキレイだし、ティルダの衣装もカラフルで可愛い〜。こういうお洋服着てみたいし、彼女みたいなボブカットに憧れる。笑

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

昨年のカンヌでパルム・ドール受賞ということで鑑賞。音楽の使い方が好き。どう考えても不快なだけになってもいいはずがスカッとする、何なら爽やかさすら感じてしまう演出は良かった。

アメリカの友人(1977年製作の映画)

3.8

ヴィム・ヴェンダース監督作品特集にて鑑賞。
正直に言うと前半は眠くなってしまい記憶にないが、後半から終盤にかけて段々面白いところが出てきて、最後まで観てよかった。ここでも赤色が印象的。思わずパリテキサ
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.7

ヴィム・ヴェンダース監督作品特集にて鑑賞。
変な映画! すばらしい。絵面、ロケーション含めカッコいい部分も沢山あるが、なんか変。とくに興奮したのはライブハウス?クラブ?の場面。あれで人が集まるとは到底
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

3.8

ヴィム・ヴェンダース監督作品特集にて鑑賞。
音楽すばらしい!アルバム聞いてみたいな。キューバの建築、海の近い街並みも含めて目と耳に入る全てが新鮮で小旅行した気分。「〜アディオス」のほうもチェックせねば
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

5.0

ヴィム・ヴェンダース監督作品特集にて鑑賞。
こういうものを名作と呼ぶのかもしれない。ギターの弦が弾かれる度に、その音色が主人公の空っぽな心を代弁してるようにも思え、胸がギュッと締め付けられる。noth
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.5

不思議な作品。

話の骨組みは至ってシンプルなはずなのに、蓋を開けると複雑になっていて翻弄される。迷宮。一度で理解するのは難しい。また、二人の行き交う視線やちょっとした所作が切り取られ、生々しい描写は
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.8

自分も幼い頃、映画館の座席から後ろを振り返り、光が漏れている場所をジーッと眺めたな。そんな“光”を起点に紡がれる、映画への愛とリスペクトを込めた物語。どうしてこうも、“光”は魅力的なのだろう。時に直視>>続きを読む

ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

3.8

けっこう好きでした。
美しい色彩や音楽の裏で密かに築かれる、危うい内的世界。新しい形式に順応することだけが正解なのか? 奪われたものを求める行為そのものに悪はないはずだ。主人公の立場を思うと、苦しくな
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エゴイスト(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

役者陣が凄かった。難しい役どころを体当たりかつ繊細に演じている。LGBTQ当事者の人たちの葛藤に触れたり、立場を想像できる場面が沢山あって。本作だけに留まらず、引き続き勉強しなきゃいけないと思った。>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

雰囲気とか美術面は良かった。でもこの話、90分位で済むのでは……。ちょっと長いっす。でも血は滾りました!ウオウオーーー!(獣のような雄叫び)
ハッピーエンドではないけど、憎しみからは解放された、と捉え
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冬の旅(1985年製作の映画)

4.0

最初から最後が分かっているので悲しい。でもアニエス監督は主人公の足取りを、そして道中で彼女に関わる人々の姿をただただ淡々と映し出すのみ。そこには枠から出た者は忌み嫌う、といった人間の冷淡な側面・社会構>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.5

なんか身につまされる……すごい話だ。友人にある日突然無視されたり、逆に自分から拒絶した経験。あるよ、あるある。違和感は静かに降り積もり、崩れたら手に負えなくなる。人間関係って難しいね。アイルランドの曇>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

えっ?って思う場面ほど、牧歌的な曲が流れている傾向(笑)。自分の想像とは違う方向に話が進み肩透かしを食ったが、人の描き方に面白みを感じた。

ズートピア(2016年製作の映画)

3.7

良い話。差別や偏見、分断に対する風刺も効いてて、今観るからこそ響くテーマでもあるなと。面白かった。(字幕鑑賞)

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

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オープニング時点で、気持ちあがる◎
あらすじ読まずに観たので、まさか第二次世界大戦が絡んでるとは思わなかった。ただただハッピー、景色がきれい、音楽が良いだけじゃない。家族愛、守るべきものについても描か
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マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説(2021年製作の映画)

4.0

Bunkamuraでの展覧会と併せて、こちらもチェック。マリーは「こうしたい」といった、湧き上がるピュアな衝動に突き動かされ、さらには仲間たちとも手を組み進んだ結果、世間に大きな影響を与えたということ>>続きを読む

ソングス・フォー・ドレラ 4Kレストア版(1990年製作の映画)

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良かった。事前にヴェルヴェッツとウォーホル、ルー・リードとジョン・ケイルの関係性をざっとおさらいしておいたので◎。それがなんとなくでも分からないと、筒抜けだったかも。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

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青がきれい。映像体験としては最高だけど、ラストまでが長すぎ。今回は家族、敵、海、とか要素が多いし欲張ってる印象もあったので、もう少し主人公にフォーカスして、心情の変化を丁寧に描いてくれたらよりグッとき>>続きを読む

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.0

好きだな。この時代のファッション、車のデザイン素敵。黒と白のコントラストも良き。